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プロ野球の球団別の業績を調べてみた

(この記事は約2分で読めます。約900文字)

ふと野球の試合を見ていて、「プロ野球の球団って運営大変そうだよな」と思ったので、業績を調べてみた。
(データソースは官報決算データベース

パリーグの各球団の直近5年間の純利益(=税金を払った後の利益)を並べてみるとこのような形となった。
(オリックスは公告されていないので割愛)

各球団の業績(単位:万円)


パッとみて思ったのは、「各球団、思ったより業績いい
プロ野球チームを運営するには相当お金がかかるはずだ。ざっと挙げただけでもこんな感じだ。

・選手の年俸
・監督、コーチの年俸
・球団スタッフの給料
・遠征費(ビジターで試合をする際の交通費、宿泊費など)
・球場使用料
・広告宣伝費


特にプロ野球選手はスポーツ選手の中でも年俸が高い部類に入る。
推定にはなるが、楽天のマー君(田中将大)は9億円というから驚く。

SPAIAより


年俸以外にも、年間143試合の半分はビジターで行うから当然に遠征費がかかる。特にパリーグは北は北海道、南は福岡に本拠地があるから移動コストも相当かかると思われる(たまに釧路とか鹿児島とか地方でやるのもある)。

また、ソフトバンクや西武のように自前(or親会社)で球場を持っているチームもあるが、日本ハムのように球場を借りているチームは試合のたびにお金がかかる(自前で持っているチームも減価償却という形で費用は発生するが)。

そう考えると、マイナス数億円以内あるいは黒字化できているチームはかなり上手く運営できているのではないかと思う。
プロ野球チームを運営する意義はスポーツ振興、地域経済の活性化、娯楽などあると思うが、個人的には広告塔としての意味合いが強いと考えている。

各球団には親会社(や兄弟会社)がいるので、球団単体では赤字でも他の会社が黒字であれば全く問題ない(ソフトバンクならソフトバンクグループとして黒字なら球団が赤字でも痛くも痒くもない)。

そんな中、球団単体でマイナス数億円以内あるいは黒字化しながら、広告を打っていると考えると、上手く経営しているなと思う。

今回はパリーグを調べてみたが、セリーグを調べたり、売上、原価の構成なども調べてみたいと思う。


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