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僕が3年で死にたくなっていたのは

僕はこれまで何をやっても3年で辞め、その都度自己嫌悪になって死にそうになるのを繰り返してきた。

僕は間違っていました。

これまでしてきた沢山のこと、うつろいゆく自分の考え方、にではなく。

それらを良くないことだと自分勝手に決めつけていたことが誤り。むしろそれらは自分だけの正解を真っ直ぐに突き進んでいただけだったのです。

たとえ中途半端とはいえ、行動することにより、それだけ沢山の日々の自分だけの思い付きをこの世界にもたらせていたのです。

それなのに僕は、そんな自分を誉めるでも誇るでもなく、何をしても長続きしない、いつまでたってもうだつの上がらない人間だと決めつけていた。

それだけはなく、自分なんてこの世界に必要のないものなのだから、いっそいなくなってしまえばいいなんて思ったりしていたのです。

もちろん今はそんな愚かな考えは僕の中にはありません。

――ある日のことでした、僕にはかけがえのないパートナーがいます。

彼女はダメな人間だと愚痴る僕にこう答えたのです。
「でもそんなうつろいゆくあなただからこそ、私たちは出会えたのよ、私は今幸せだわ」
「さすがは私のあなた、これからも次々色々なことにチャレンジし続けるのでしょうね、カッコいいわ」

愛する彼女のこの言葉にはぐうの音も出ず、僕は否応なしに二人が出会った日の頃を思い出さざるをませんでした。

出会った日、世界の美しさに気づいた日。
時間の流れまでが変わった日。
体の中から湧き上がる血潮。

――その日から僕は死にたいと思う暇がないくらい、充実した毎日を過ごしています。

そんな日々を積み重ねる内、何故僕が定期的に死にたがり症候群を発動させていたのかがわかった気がしたのです。

僕は人一倍色々なことをしたいので、その気持ちの焦りを拗らせることによって、最終的に死にたくなっていたのです。

あれもしたい、これもしたい、もっともっとしたい!

無限に自分の中から湧き出してくる衝動。

自分が天才である証。

果たせないならいっそ自害。

――どうせ人生なんてすぐ終わるのに、可笑しいですよね。

本当に自分でも困った人だと呆れる思いです。

そんな僕も今はすっかり落ち着いて、愛するパートナーと思い思いの日々を過ごしています。

日々さまざまなことをするうちのひとつがこのnoteでの活動です。
いつもたくさん見て下さってありがとうございます。

たくさんのスキをありがとう。
スキをくださったみんなの所には必ずおじゃまして、そちらに書かれてある言葉たちにいつも素晴らしい刺激をいただいています。

こんな僕ですが、これからもよろしくお願いします。

もしあなたが、死にたがりの繊細さんなのであれば、それはきっと人一倍やりたがりの生きたがりなのではないでしょうか?

死にたくなったらそれが次に進む合図です。


タイトルイラスト

トマリエさんよりお借りしています。
ありがとうございます。

著者プロフィール

私、ナスノの簡単な自己紹介となります。
惹かれたら是非ご覧ください。

いつも本当にありがとう。 これからも書くね。