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No.67「ひとり旅」は新たな自分への架け橋

きっかけ

社会人になってから「ひとり旅」が好きになった。
きっかけは、「暇すぎたから」(なんてつまらん動機・・・)。

社会人なりたての当時は、世の中にスマホなんて便利グッズは存在しておらず、PCも持っておらず、とにかくやることがなくて、平日はアパートと職場の往復だけ、休日は友人を部屋に呼んで酒飲みながらプレステするか、友人と居酒屋で飲むか・・・くらいしか思い出せないくらい暇だった(当然彼女はいなかった)。

社会人になってから4か月ほど経った頃、たまたま本屋で立ち読みした、るるぶ等の旅行雑誌を読んでいたら、ふと、

「そうだ京都、行こう。」

とあのフレーズがひらめき(こういった誰でも使えるキャッチコピーの凄さにいつも感心している)、その場でるるぶを購入して家で予習。ちょうど会社へ夏季休暇を申請する時期だったので、人混みを避けるように9月に一週間休んで3泊4日の京都旅へ向かったのが、「ひとり旅」の始まりだった。

その後、ひとり旅にハマり、沖縄県以外は全てひとり旅を経験した(沖縄県は家族では行っている。また、海外はひとり旅の経験無し)。

「ひとり旅」を通じて得られたモノ

始めの青二才(といっても社会人だが)の頃は、「ひとり旅」について、

「自分探しの旅」

とか、

「一人で感傷に浸る俺の旅」

とか、中二病的な考えがなかったといえば嘘になるが、「ひとり旅」を何度もこなしていくうちに、以下の点について確信が持てるようになった。

自身の価値観や人生観に影響を与えている
自身とゆっくり向き合える時間を得る
日本そして日本人もまだまだ捨てたもんじゃない

特に一つ目の「自身の価値観や人生観に影響を与えている」は、正にその言葉の通り。

毎日同じように会社に行き、働き、帰ってきて寝る、また次の日も同じことの繰り返しだけでは同様の価値観・人生観しか生まない。また、同じ同僚や友人に囲まれると「同質性の罠」に陥る。

「旅行」というシチュエーションはリフレッシュすることの他に、普段とは異なる土地や文化、人に触れることで、自身のこれからの価値観や人生観にインパクトを与えるきっかけになる可能性は十分あるし、「ひとり旅」となると、一緒に喜びを分かち合える仲間や家族がいない分、自分自身が好奇心を持ち、自分にしか味わうことができない体験や経験をすることで、普段の価値観や人生観がより一皮むけることになるだろうと自分は確信している。

自分は国内限定での「ひとり旅」だが、これが海外となると自分が経験してきた旅とは比べられようのない大きな「果実」を得ることになるだろうし、時間とお金に余裕がある方がいらっしゃったら、是非海外への「ひとり旅」も挑戦して欲しい(治安的な観点もあるので、無理に勧めない)。

この記事を読んで、少しでも「ひとり旅」に興味を持って頂いたなら、その流れでまず行動してみることをオススメする(実際に行かなくても計画だけなら、いくらやっても「タダ」なので)。

これまでの「ひとり旅」で思い出深かった場所

最後に、これまでひとり旅した中で、特に思い出深かった場所3選を選んだ。もし、ひとり旅(二人以上でも楽しめる)をお考えの方は行き先の候補地として参考にして頂きたい。
なお、過去に撮りためた写真全てを引っ張り出せば、写真を掲載できるし訪れた年も分かるが、そういう面倒なことが苦手なのでしない(笑)。

・佐渡島(新潟県)

当時、仕事の関係で群馬に住んでいたときに、自家用車(ヴィッツ)で佐渡島へ1泊3日の旅へ。夜中に新潟港のフェリーに車ごと乗船し、佐渡島ではドライブ中心に大いに楽しんだ。ドライブ好きにはとても気持ちいい場所。

・松江市・出雲市(島根県)

島根といったら、言わずと知れた「出雲大社」。また、松江市の町並みは城下町の風情を残しており、明治時代の文豪・小泉八雲(ラフカディオ・ハーン)がこよなく愛した街でもあり、自分もこの松江が好きで3度訪問。そして、島根の地が全国の神々が集まる地としてもとても興味をそそられる。

・松山市(愛媛県)

松山城、路面電車、大街道商店街、そして道後温泉・・・魅力的な街であり、さらには坂の上の雲ミュージアムや子規記念博物館など、松山文学をこれでもかと堪能できる場所。過去に3度訪れている。長期滞在したい。



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