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過去のエッセイ

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いまより過去に書いた思い出
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#エッセイ

いつだって変わらないもの

いつだって変わらないもの

午後20時

「あぁ…仕事疲れた」
言わないようにしていることをふと口にしてしまいため息をつく
就寝予定時間まであと3時間しかない

あのタスク終わらせないと…
そんなことを考えていると一日がすぐ終わる

いつからだろう
学生の頃にできていたことができなくなった

移動中の深夜ラジオが勉強動画に変わった。
エッセイが技術書に変わった。
ふらっと箱根に行くことも無くなった。

そりゃそうだ
自分1人

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それでも創作を続けていく

それでも創作を続けていく

「あ~、なんか書くことが浮かばないなぁ…」
いま、書きたいことが思い浮かばない。
書こうと思って溜めている内容はあるのだが
何となく今ではない気がする
こういう時は、この直感に流されてみよう。

「いやいや、それだと書く事が無くなってしまうよ。」
「だったら、気持ちに嘘ついてまで記事を書くのか?」

頭の上で会話をしながらパソコンの画面に目を落とす。

充実している。
やりたい事とやらなければいけ

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拝啓、明日の夕暮れの私へ

拝啓、明日の夕暮れの私へ

このナナメの夕暮れ(文庫版)は、最近発売(2021/12/07)されたものなので本の内容には触れずに感想という名の自意識エッセイをここに残します。
まずは、自身の気持ちを優先して本を読みたい方は、
リンクを保存していただいて読了後、
読んでいただけると嬉しいです。
そして、日曜日の明日のたりないふたり特別版を
見終わった私に向けてバトンを渡したいと思います。
それでは本文に参ります。

導入

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それぞれの表現方法

それぞれの表現方法

言葉で表現する。
私は普段からエッセイを書きラジオを聴くことが多い。
言葉を聞き、受け取り、自身の考えに昇華する。
だからこそ、思考が偏る。
まるで、旅先のホテルで食べる朝食バイキングのように自分の好みだらけになっていく。
不自由がないのであれば、わざわざ自分の知らないものを取り入れようとしない。
自然に取り入れた言葉が自分自身を形作り染めていく。

こんなことをつらつら書いているが言いたいことは

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化物

化物

心が渇いている。
毎回エッセイが暗い話になってしまうので
明るい話を書こうと思ったが
ネガティブな話しか思いつかない。
それだけネガティブに脆い部分を攻め込まれている。

せっかく読んでくれる皆さんには明るい話を
提供したい日もある。
このままだと、暗い話しか書けなくなってしまう可能性もあるので明るい話を書くために周りを観察したことを書くことにした。

午後3時
ゼミのスライド作成に疲れたので

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日々の生活に挫折を

日々の生活に挫折を

最近色々な媒体で聞く言葉、「自己肯定感」
「そのままの自分でいい。あなたはあなたで大丈夫。」
この言葉に関しては否定もしないし肯定もしない。
その考えで救われた人も大勢いるだろうし、
考え方なので人によって合う合わないはあるだろう。

私は自己肯定感が低い。いわゆる、たりない人間だ。
たりている人間になることは諦めているのだが
たりない人間でいることに反発するために
努力することが多い。
実際、た

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季節の変わり目とエッセイ

季節の変わり目とエッセイ

ベットの上に脱いだまま置いたジャケット
床に置いたまま放置した教科書
捨てようとして忘れたペットボトルの山
洗濯しようと思いつつ放置した洗濯物

溜まれば溜まるほど片付けるのがめんどうになる。
あ、掃除機もかけないと

私は一人暮らしをしている。
1人暮らしは圧倒的に自由な反面、自分が過ごしやすくすることを放棄するとすぐ汚くなっていく。
インスタグラムに乗っているようなキラキラした料理を作ろうとし

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サービスの進化と私の退化

サービスの進化と私の退化

普段の生活の中で列に並んで待つことがある。
食券を買う時、エレベーターを待つとき
電車を駅のホームで待つとき
コンビニの会計を待つとき

私たち日本人は列に並んでしっかりと
自分の順番を待つことが出来る。

そんな少しの時間、あなたは何をしていますか?
SNS、ゲーム、動画、人間観察、様々だと思う。
ちなみに私は深夜ラジオを聴いています。

私たちの生活で、暇をつぶすことが容易になった。
インター

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アルコールが抜けるまでのどうしようもない時間

アルコールが抜けるまでのどうしようもない時間

久しぶりに友人とお酒を飲む機会があった。
私は、お酒が好きで休学する前は夜通し飲んで
記憶を飛ばして次の日に二日酔いになり
「酒なんてもう二度と飲むもんか」と
思うこともたくさん経験した。

性格的に5人以上の飲み会は非常に苦手だが
少人数の友人とお酒を飲みつつ話すことが好きだ。
色々な人の思考が空いたグラスの数だけ言葉に出てきて
それを自分の体験に置き換えるのことで
私は会話を聴いているだけでも

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情報発信の目的に対する違和感

情報発信の目的に対する違和感

インプットだけでなく、アウトプットに目を向けよう!
フォロワーを増やすために良質な情報を発信すること
情報発信で稼いだ私のプロフィールを見てください
流行に乗ったものを投稿してバズりましょう

まぁ確かに。分かるけども。いまいち言葉が響かない。

SNSの力が非常に強くなった現代に思う。
バズったりフォロワーが増えることって
そんなに良いものなのか?
どうしても、それらの言葉の後ろに資本主義の影が

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将来の夢がなくてもやりたいことはある

将来の夢がなくてもやりたいことはある

将来の夢が思いつかない学生生活を過ごした。
友達はすぐ書けているように見えて(実際は分からない)
本当に羨ましかったし尊敬していたし悩んでいた。

毎日を過ごしていけばいつの間にか見つかるのかな?
なんて思っていたけれど結局将来の夢は見つからない。
街を歩けば、SNSを見れば、音楽を聴けば
「将来の夢を必ず持って、その夢を叶えるために努力をしなさい。」
そう言われている気がして焦りもしていた。

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星野源ANNを聴いて改めて普通について考えた。

星野源ANNを聴いて改めて普通について考えた。

その普通って誰が決めたのか?

私はエッセイに書こうと思っていることをnotionというメモアプリに書き出しとともに保存している。
その時は書きたいと思っていても、時間が経つと
熱量が少なくなってしまうことや書きたいことが
どうしてもまとまらないことがある。

その中の一つに「その普通って誰が決めたのか?」
というものがあり書きたいことはあるんだが
どうしてもまとまらず半年ぐらい放置していた。

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「何を言うかより誰が言うか」ということは分かってるけども...

「何を言うかより誰が言うか」ということは分かってるけども...

「何を言うかより、誰が言うか」

この言葉が正しいと思うことが増えた。
私が書いているエッセイなんて、言うてしまえばポエムみたいなものだ。正しい、真っ当なことを言っていたとしても顔出しもしていない、何者かも分からない人間の言葉は薄い。

もし、自分のエッセイをそっくりそのまま有名人の誰かが言ったとすれば、よし悪しは関係なく多くのコメントやいいねが増えるだろう。

芸能人が書いたエッセイだって、その

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行き場のない怒りのはけ口

行き場のない怒りのはけ口

いつからだろう
大学での勉強が単位を取るためだけになったのは
学校に行くことが億劫になったことは

エンジニアとして内定を得てから、
大学の授業の内容に興味が無くなった。
いや、元々興味はなかったが、
それを肯定する理由ができた。
どうせこれから使わないし、適当にやろうじゃないか
今まで真面目に生きてきたんだから、
手を抜くことを覚えよう。

手を抜くからには、家で徹夜して作業なんてせずに
研究室

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