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化物

心が渇いている。
毎回エッセイが暗い話になってしまうので
明るい話を書こうと思ったが
ネガティブな話しか思いつかない。
それだけネガティブに脆い部分を攻め込まれている。

せっかく読んでくれる皆さんには明るい話を
提供したい日もある。
このままだと、暗い話しか書けなくなってしまう可能性もあるので明るい話を書くために周りを観察したことを書くことにした。

午後3時
ゼミのスライド作成に疲れたので
大学のベンチに1人で座っている。
研究室には友人はいない。
休憩時間は深夜ラジオが癒してくれる。
これがないと思ったらゾッとした。

いや、暗いな。
暗さがちょっとリアルで引いちゃうな
明るさを絞り出してみよう。

いやぁ今回もトークの話し方が上手いなぁ
誰かに話を聞いてほしいからラジオ始めてみようかな

おっと、ちょっと明るくなってきたんじゃないか?
このペースで明るいものを探しに行こう。

午後4時
ゼミ発表で使う海外の論文にミスがあった。
ちょっと悲しい
気分転換にスタバに行くことにした。

曇って自分で形を変えることが出来ないからなんだか興味が出る。

午後4時30分
スタバの店員さんって美男美女以上に優しさがすごい。
乾いた心に潤いが追加された気がした。

午後5時
今このエッセイを書いている中での感想
「このエッセイ、書いててつまんないな。」

また、暗い話になってしまった。
どうも今日はネガティブな分人が私の頭を占拠しているみたいだ。

ネガティブなときは、誰かに認めてもらいたい。
誰かに褒めてほしくなる。
自分自身の存在を肯定してもらわないと
足に力が入らない。
腹の奥が締め付けられるように痛くなる。
自分だけが不幸なんじゃないかと疑ってしまう。
このドロドロな感情を持った化物を自分の中で抑えているとふとした時に襲われてしまう。

この感情を誰かに聞いてもらって肯定してほしい。
しかし、無条件に肯定してくれる存在は
もう私の周りにはいない。
ある日、何も言わずに私の前から隠れてしまった。

話せる相手がいないからこそ未来の自分が肯定してくれることを信じて今ここに文章として残すことにする。

それでは素敵な一日になりますように!


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