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【らんまん】それぞれにとっての「自由」4/28感想【第4週・ササユリ】

「らんまん」第20回感想です。

万太郎に、ジョン万次郎は自らの昔話を語ります。アメリカで見た「自由」を、日本に帰国してからも忘れられないと、苦しい胸の内を吐露する万次郎。

「人の一生は短い。後悔はせんように」

という言葉が、万太郎の心に響いたようです。

ジョン万次郎は、シーボルトの『フロラ・ヤポニカ』を万太郎に手渡します。ページをめくると、精細に描かれたアジサイの植物画が。
しかし万太郎は、植物画は季節ごとの姿を描かなければいけないと、持論を述べます。それには、何度もフィールドに通って、様々な植物の姿を観察しなければなりません。
「外国のお人には無理じゃ」「今(自分が)やらんといかんがです」と、万太郎は、自分の使命に目覚めます。

「ごうつくばりじゃ」「バカじゃのう」と早川に笑われますが、万太郎の心は決まっている様子。結社へ入らないかと誘われても、「佐川に帰ります」とキッパリ。自分の「自由」を貫く決意が感じられる表情でした。

シーボルトと牧野富太郎といえば、「アジサイ」の学名についての話が有名ですね…。
シーボルトが日本のアジサイに、「お滝さん」という女性の名前を織り込んだ、Hydrangea otaksaという学名を付けたとして(それ以前につけられた学名があるため、この命名は認められなかった)、富太郎は、学術的な命名に私情をはさむとはけしからん、と非難していたようです。しかしそんな富太郎も後に、新種の植物に自分の妻の名前を付けています。
いずれにしても、牧野富太郎は植物の名前に関してとてもこだわりがあったようなので、「らんまん」でも、この後、本格的に植物学に関わるようになったら、そのようなエピソードが色々出てくるのかもしれません。

綾と竹雄の恋の行方も気になりますが… 来週からはきっとそれぞれの「自由」が動き出すのかな? 楽しみです。


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