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リスキリングと同一賃金同一労働

やっぱりガンダムだった。エランさん。その名前を何度でも呼びたい夜です。そしてオルフェンズ。熱すぎる。この情緒をどうすれば良いのか。

今日は数週間、いや、数か月ぶりに日曜に外出できた。特段約束も予約もないのに外出したのは、奇跡に近い。久しぶりに図書館に行き、レポートを三本もでかすという快挙を成し遂げた。これはよく頑張った。自分をほめたたえたい。午前中はいつも通りに寝床から起き上がれず、それでも十五時頃に立ち上がれたのが今日の勝因。こういった日に太陽がまだ沈んでいないうちに外出できたのは本当に稀有。向こう数か月はこんな日は来ないんじゃないだろうか。

今日は本屋で、ブートレグが発行している「TATTVA(タットヴァ)」という雑誌を購入した。とてもデザインの凝った雑誌で、ページをめくるだけでワクワクして、どの記事も違ったレイアウトやデザインになっているというかわいい雑誌。知人が関わっているということで気になっていたのだけれど、本屋で偶然見かけて、購入した。ブックマークまでついていて、ふとしたときに読むのにとても良さそうだ。版型もコンパクトで、持ち歩くのにぴったりな雑誌である。そういえば、こういうデザインや、こんなデザインの中に彩られた働く人たちのように働きたいという思いがあったのを思い出した。いつのまにか、すっかりデザインやクリエイティブとは程遠い働き方をしていた。働き方には、賃金とかやりがいとか以外にも、デザインという切り口があったんだった。できれば、かわいい空間で仕事をしたい。クリエイティブな刺激と落ち着きの中で仕事をしたい。そんなことを思い出した。だからこそ、住環境は現地に行かなければわからないということもあって、東京を選んだのだった。できるなら、かわいいコワーキングスペースで、クリエイティブな活動や、交流をしたい。それだ。そんな理想像があったのを思い出した。このタイミングで思い出せて良かった。ちょっと、働き方を軌道修正していこう。

少し前のNHKの番組で、ドイツやフランスの雇用について紹介されていた。ドイツでは、リスキリングに力を入れてきたらしい。今の日本にとって未だに問題となっているのが、成長分野に投資できないことだ。その背景には、成長分野に労働移動ができていないということがある。そのためのリスキリングである。企業のリスキリングに向けた動きの事例を知らないので、今一つイメージできないでいる。もちろん、個人のリスクヘッジとしての、リカレント教育やリスキリングは一般的である。なんなら、今僕自身がリスキリング真っ盛りである。特に、企業としてリスキリングに力を入れているというのが、まだ実態としてはピンとこない。どうやら政府も力を入れると言っているが、なんとなく、ドイツの例とは違うような気がしている。ドイツの例を知って印象的だったのが、労働組合の力だ。政府・労働者・使用者が協調して、リスキリングに取り組んでいる。雇用政策の一環として、リスキリングを用いている。技術革新によって生まれている大量の失業者を成長産業に置き換えるという、政府にとっても、労働者にとっても、使用者にとっても、益のある計画である。どうも日本のそれは、単に技術革新に対応した人材を生み出しましょうという、政府の絵に描いた餅のためのものに感じられる。それによって、果たして企業は成長産業に投資しやすくなるのだろうか。さらには、失業者は減るのだろうか。これらは、政府単独で動いていてもしょうがない。三者が協調してことを運ばなければ、労働移動は実現できないだろう。

もう一つは、フランスの同一賃金同一労働の実現だ。日本でも、「パートタイム・有期雇用労働法」(2021年施行)によって同一賃金同一労働が定めらえているはずだが、実感としては、全く守られていないという印象がある。もちろん、職務内容が違うとか、様々法律の抜け穴はあるのだけれども、フランスで実現しているものと比べると、ずいぶん違うという印象がある。フランスでは、全員が正社員として働き、労働時間だけが違うという働き方ができるという。だから、時間単価や福利厚生は同じで、労働時間とそれに応じた賃金が違うということらしい。日本では結局は分業と称して、パートタイム労働には低い賃金が与えられる。同時に、重要なポストは任せられないのが一般的である。福利厚生も同等ではない。おそらく、フランスでは、一度ワークシェアリングが浸透したことが大きいのだと思う。一人あたりの勤務時間を短くすることに抵抗が少なく、それでもある程度の収入につなげられるという意識があるのだろう。もちろん、そこに労働組合の影響も大きい。労働組合が、パートタイム労働者も包括することで、より多様な働き方が保障される。つまり、パートタイム労働だけでも生活できるような状況を想定しているのだ。ここでも、政府、労働者、使用者の協調がカギとなる。

日本で雇用の問題が遅々として進まない背景には、この政府、労働者、使用者の協調がうまくいっていないからではないか。それぞれが、それぞれの思惑だけで動いていたら、雇用の問題は解決しない。そのことが、ドイツとフランスの事例でわかったような気がした。

そういえば、ここ数日咳喘息の症状がほとんど感じられない。寝落ちしていたからというのもあるかもしれないけれど、寝落ちできるくらいには落ち着いていたとも言える。このまま過ぎ去ってくれたらいいと思う。

各地でプライドパレードが行われているけれども、つい先月、山形県でも初のプライドパレードが開催されたらしい。山形県は、東北地方で唯一そのような活動が顕在化していなかった県だ。性的マイノリティの権利について特に消極的なイメージのある東北地方において、中でも特に動きがなかったのが山形県だった。その山形県で、初のパレードが開催されたということで、さぞかし大変な中で開催までこぎつけたのではなかっただろうか。地方独特の空気感の中で、よく頑張ってくれたと思う。これを機に自治体も少しは動いてくれたらと思うが。

いろいろ考えたら、もうちょいレポートの提出を頑張らなくてはならないと思った。余裕を持って実習を行うには、まあまあ綱渡りな日程なので、今年中に頑張っておく必要がある。目先の収入の心配ばかりしているわけにはいかない。最近は事務職もいいなあと思っていたところだった。週2~3日くらい、落ち着いて事務仕事に集中できるのもいいかな、と。特に自分がまだ携わったことのない業界や、法律関係の事業場にも関心がある。もちろん、そんな都合のいい職場なんてなかなかないことはわかっている。一方で、やっぱり自分の足で立てたらという思いもよぎる。その淡いのいい話でもないものかとも考えてみたり。いずれにせよ、今年度いっぱいは吟味しようと思っているから、まだまだ試行期間である。まずは大学の課題をこなしつつ、表現活動を継続していくしかないとは思う。あとは、たまに訪れる不安感をいかに乗り切るか、が課題だろうか。


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