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役に立つことを発信しても「分からない」と思われたらそれは失敗である

私が講座やブログなど、自分の言葉でアウトプットをすることに意識をしていること。
それは「相手に分かる言葉で伝えているか」ということ。
自分が分かっているからと言って、相手に伝わっているとは限らない。
その前提条件がまるっと抜けている人は少なくありません。
そして、「自分が知っている情報=相手が知りたい情報」であるとも限りません。

「猫に小判」という言葉を知っているか

どんなにありがたいもの(=小判)でも、その価値が分からない(猫)には意味がない、ということですよね。
いくら役に立つことを発信していても、人間ターゲットに話をしていても、それを見ているのが猫だったら価値が分からないわけです。
10代のお役立ち情報をFacebookで発信しても、40代が面白がる動画をTikTokで発信しても意味が無いのですw

例えば、私が書いているこのマガジン

このマガジンで私が発信している内容、noteで発信しようと思っていない人にとっては「全く役に立たない情報」なのです。

だから私は、冒頭に【note初心者向け】と書いてあるのです。note初心者以外が読んでもあまり役に立たないからです。

役に立つ情報は、そこに関心がある人に届いてこそ、本来の役割を果たすのです。
相手にとって関心が無い情報を「これはお役立ちですよ」と言われても「猫に小判」でしかないのです。

自分が知りたかった情報は、他にも知りたい人がいるであろうということは容易に想像つくのですが、「他に知りたい人」がどこにいるかを確認してから発信する必要があります。
主婦向けの情報だったらアメブロだろうし、クリエイター(文章好き)ならばnoteがいい、とか。ニュースネタならばTwitterだろうしね。(偶然見た事件とかねw)
地域ネタやリアル友人向けならFACEBOOKだろうし、写真がキレイならばInstagramでもいい(世界観に合わない場合はストーリーズとかね)。

ブログやSNSの場合は、読んでくれている読者さん(フォロワーさん)が「自分にとって有益である」と判断しなかった情報は、残念ながら容赦なく「閉じる」ボタンが発動されてブラウザを閉じられてしまいます。
自分の発信にあまり反応がない…という場合、考えられることはいくつかありますが、1つ考えられるのは「その情報の価値が分からない人に向けて発信している」ことがあります。

「この記事は誰に読んで欲しいのか?」そこを考えて発信しよう

絵本だっておススメなのは「〇歳ごろ」という目安があります。文芸本(小説など)に、「ヤングアダルト」というジャンルがあるのをご存じですか。
中学生(本好きの子は小学校高学年くらいから)~高校生くらいの年代の人向けに書かれているジャンルの本です。児童文学を卒業した子どもが一般向けの文芸書に移行する前段階、中学・高校生向けにおススメの本という位置づけです。
私が中学・高校生の頃は「ライトノベル」を読み漁っていたものですが、ラノベが娯楽小説を中心に扱っているのに対して、ヤングアダルトは純文学なども対象にしているそうです。お恥ずかしながら、私は、子どもの小学校の図書ボランティアをしていて初めて知りました。
小学校の図書ボランティアの研修で「高学年向けに書籍のおススメを先生から依頼されたときは、意識してヤングアダルトの本も選ぶように」なんて話題があったなぁと思いだしました。

で、何が言いたいのかというと、小説ですら「読み手の年代層」を意識して書かれているのです。

【まとめ】読み手を想定して、読み手を満足させられる文章を書こう

自分の言いたいことを書き散らかした文章に対して、相手の反応が薄いのは(よく考えたら)当然と言えるのかもしれません。

ただ自分の言いたいことを書き散らかすnote記事は、あってもいいと思います。そこに対して否定はしていません。むしろ、そういうところから(本人が意図しないところで)周囲から評価されることはあるかもしれません。
しかし、それは「目隠ししながらダーツをしている」のと同じくらいターゲットに当たるのが難しいのです。
日本人は、意図しないで書いたものが偶然売れることに対して評価はされますが、ターゲットを設定して作った作品(文章だけじゃなくて音楽なども含めて)を忌み嫌う傾向があるように感じます。
「戦略に乗せられた」って思うのが嫌なのかもしれませんね。

しかし、発信する側としては、ただ文章を書いて発信するだけでは誰の心にも響かないのですよ。
例外として、ただ自分が楽しんでいるところを発信して、そこに共感してファンを集めるという手法もありますが、「ただ楽しむ」って大人になるとなかなか出来ないものですw

個人的には「狙わずただ楽しんで発信してファンを増やす」のと「ターゲットを狙った記事を書く」では、ただ楽しんで投稿することのほうが難しいんじゃないかと思うくらいです。

「ターゲットを狙った記事を書く」時、ターゲットを想定した人が「意味わからない」と感じて最後まで読んでもらえなかったらそれは失敗作と言わざるを得ません。業界用語・専門用語満載の記事をたまに見かけますが、すでにそれを知っている人向けに書いているならその記事は成功なのですが、知らない人向けに書くならば「目の前に、何の前提知識もない小学5年生がいる」という想定で、その子でも分かるように説明するという想定で記事を書くといいでしょう。


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