見出し画像

部下の自主性を引き上げる「1on1」の極意~自分を成長させようとする力をアップする~ 情熱所長シリーズVol.65

こんにちは!
人と組織を咲かせる人財育成コンサルタント
吉田裕児です。
 
自主性も高まり自ら動き出した部下に必要なことは何でしょうか。
さらに高い目標、それも大切です。
最も重要なことは、部下が自分と向き合うことです。
 
今回は、なぜ自分に向き合うことが重要なのか、そしてどのように向き合えばよいのかを前提に「1on1」の考え方、進め方を吉田部長と情熱所長の対話から教えて貰いましょう。
 
※「1on1」とは、目標達成のための部下との1対1の対話です。
 

部下の自主性の5つの段階

今回は自分を変えたいと思っている部下E

それでは、はじまりです!
 

自分をさらに成長させる「1on1」とは?

情熱所長
吉田部長、部下の自主性の状態に合わせた「1on1』を実践したおかげで、部下の自主性がどんどん上がってきたように思います。
 
吉田部長
そうか、それは良かった。
情熱所長が部下の自主性の状態に合った「1on1」を誠実に実践している証拠だね。

今日は、自主性も高まって、目標達成のために自分を変えていきたいと思っている部下との「1on1」について説明しよう!
 
情熱所長
このレベルは、私も含めて今の自分が成長するための「1on1」になると思います。
だから、すごく興味があります。
 
吉田部長
そうだね。自分を変えていくということは、自分を成長させること。
だから、誰にも当てはまることになるかもしれないね。
私が情熱所長に行う「1on1」も、そんな感じになると思う。
 
それでは、はじめようか!
最近、情熱所長にどんなことが起きているかな?(事実の確認)
 
情熱所長
最近ですね。
同期が昇進して、少しやる気をなくしています(泣)

自分を成長させるために自分と向き合う

吉田部長
そうか、同期が昇進して、やる気がなくなっているんだね。
今、情熱所長は自分についてどう思う?(自己認識①)
 
情熱所長
うーん、なんだか情けないというかやるせない感じです。
同期に引けを取らない実績をだしているのに、どうしてなんだろうとイライラしたり、部下に辛く当たったりしています。
 
吉田部長
そうなんだね。イライラして部下に辛く当たってしてしまっているんだね。
その自分の反応がどんな影響を与えていると思う。(影響の確認①)
部下に対してや自分に対して。
 
情熱所長
そうですねー。
私がイライラしていることで、部下は委縮してしまっているかもしれません。

そっかー、だから現場の雰囲気も悪くなってきているのか(汗)
それに自分のパフォーマンス(行動力、創造力などの状態)も落ちてしまっているようです。
 

本来の自分だったら、どうする?

吉田部長
そのように感じているんだね。
もし、情熱所長が本来の自分だったら、どんな対応をしているだろうか?(本来の姿)

例えば、前回のプロジェクトでは短い工期だったけど、メンバーをまとめて完成させたよね。
そのときの気持ちだったら、今、どうする?
 
情熱所長
そうか、あのときの自分なら、どうするか?
そうですね。
同期の昇進と現場のマネジメントは別ものだと思います。
だから、現場の所長として、今何をすべきなのかを考えて実践します。
 
吉田部長
そうだね。今何をすべきかを考えることが重要だね。
そんな対応している情熱所長をもう一人の情熱所長から観たらどう感じるかな?(自己認識②)
 
これは、メタ認知という方法で、客観的に自分を眺める方法だ。
 
情熱所長
えっ、もう一人の自分から、今何をすべきか考えている自分を眺めるんですか。
ふーん、そですねー。
部下に大らかに接して部下の可能性を引き出している人に見えています。
 
吉田部長
いいじゃないか。
では、実際に部下に大らかに接して、部下の可能性を引き出している自分を想像してみよう。
すると、そんな情熱所長は部下や自分にどんな影響を与えていると思う?(影響の確認②)
 

本来の自分に戻る!

情熱所長
部下は安心して自分の役割を果たしてくれると思います。
自分も自分を信じて前に進めると思います。
 
吉田部長
いいねー。部下は安心している。
自分も自分を信じている。
そんな情熱所長の目標は何か思い出してみよう!(目標の再確認)
 
情熱所長
そうか、今の私の目標は、現場の雰囲気を明るくして部下も現場スタッフも働きやすくすることだと思います。
 
吉田部長
なるほど、そうすると何から始めればよいと思う?(アクションプラン)
 
情熱所長
そうですね。
現場の状態がどうなっているのか現状確認とメンバーがどんな気持ちでいるのか「1on1」をすることだと思います。
 
それと、現場の目標をもう一度はっきり伝えることも必要だと思います。
なんだか、やる気が湧いてきました(笑顔)
 

自分と向き合うことは、葛藤と向き合うこと

吉田部長
それは良かった!
今回、自分を変えていく「1on1」をやってみて、どんなことを感じたかな?

情熱所長
ダメな自分と本来の自分に向き合うことができたことと
自分の抱えている葛藤に向き合うことができてモヤモヤが晴れたような気分です。
 
吉田部長
本来の情熱所長に戻れるとこができたようだね。
この「1on1」の進め方は簡単ではないかもしれないけど、まず、自分とセルフコーチング(自己対話)をしてみよう!
それから、部下とやってみると上手くできるようになれると思う。
 
情熱所長
はい、わかりました。
まず、セルフコーチングからはじめてみます。

 それでは、今回の質問です。

 
「自分を変えたいと思っている部下が、
最も向き合うべきことは何ですか?」

 

自分を変えていく「1on1」の進め方のポイント

次回に続けます!お楽しみに!(^o^)v
 
著書の紹介です。
「部下が変わる本当の叱り方」明日香出版社

誰も知らない令和時代の人を伸ばす叱り方潰す叱り方
叱れば願いが叶う言葉スイッチ編 Kindle版

拙著第1章PDFプレゼントはこちらから
メルマガも定期購読できます!
https://hontounoshikarikata.com/fx/T40flL






上司と部下が生き生きと活躍できる職場作りを目指しています。いただいたサポート費はさらなるクリエイティブな活動に使わせていただきます。