「継続なんてしなくていいから試しにやってみよう!」 =自律するチームのつくり方=
チームで何か新たなことを始めようと呼びかけてもメンバーが乗ってこないことってありますよね。
そんなとき、メンバーの心の中では、「やるのはいいけど、うまくいったら継続するんでしょ。ただでさえ忙しいのに、これ以上業務を増やされたらたまらない」という心理が働いているかもしれません。
考えてみると、この段階では、その人は、“その新たなこと”を経験していません。良いのか悪いのかもわかっていません。感覚として、自分が好きかどうかすらわからないのです。
それにもかかわらず、想像(想像すらしていないかもしれません)で、新たなことと、今忙しくやっている仕事とを天秤にかけています。しかも、今忙しくやっている仕事は、そのままのやり方・形で継続すべきもの、継続するのが正しいことである、と深く考えもせずに仮定して。
これは、新たなことを始めるときの心の中の躊躇(気持ち)が、表面に現れる現象の1つです。
だとすれば、その躊躇のハードルを少しでも下げるため、リーダーが「継続しなくていいから一度やってみようよ。その上で、メンバーのみんなが継続したくないという意見だったらそれでいいよ」と言ってあげるというのはどうでしょうか。
言う側も、やった上で拒否されたら引かざるを得ないことになりますが、そもそもメンバーがやる気になってくれない、協力してくれない状況で前に進まないのであれば、覚悟を決めて言ってみるのもよいかもしれません。
最後まで読んでいただきありがとうございます。このことから、少しでも新たな気づきや考える上でのヒントに繋がることがありましたら幸いです。
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