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映画はAmazonprimeで観ます。映画のおすすめお待ちしてます。最近読書はさぼってます。
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記事一覧

『ジョゼと虎と魚たち』を読んだ。

『ジョゼと虎と魚たち』を読んだ。

「釣った魚に餌をやらない」という言葉がある。この言葉を聞く状況のほとんどにおいて、「釣り」=「付き合う前のあれこれ」であり、「魚」=女性で、それを釣って餌をやらないのは男性であった。(あくまで個人の所見)

ただ、釣られた魚の方も飽きるし、あぶくを一つ吐いて、空を泳いで行くこともできるんだな、と思う小説だった。

『ジョゼと虎と魚たち』は、表題作を含めた9編からなる短編小説である。表題作は映画化も

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『ゆれる人魚』観た。

『ゆれる人魚』観た。

記事の中ほどから映画の内容を喋ります。
その時は合図するので、都合の良いところまでお読みください。

夏休みの間にある本を読んだんですよ。

その本は美しいだけじゃあなくって、醜い、というよりは見にくい、目を逸らしたくなるような内容で、でも読みました。

そのときの読了感、というか読書体験全体の構造が、過食嘔吐に近かったなぁと思うのです。不快さと情報量を我慢して我慢して、最後に吐くとか読み切るとか

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『ペンギン・ハイウェイ』を観た。

『ペンギン・ハイウェイ』を観た。

画像引用元

※この記事には映画の演出や内容がわかる記述があります。

買う。原作。絶対。今晩のことを思い出しながら買う。

『ペンギン・ハイウェイ』は、正解。これ以上は無いし、これ以下は許されない。

原作小説を一度読んだことがあるけれど、読んでいるときに脳内で生成されていた映像と鮮やかな青、それと全く同じものが目の前のスクリーンの中で流れたときに、「これは正解だ」と思った。
缶がペンギンになる

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『すみっコぐらし とびだす絵本とひみつのコ』観た。

『すみっコぐらし とびだす絵本とひみつのコ』観た。

(画像引用元)
※この記事は軽度のネタバレを含みます※

ある日すみっコたちは、お気に入りのおみせ「喫茶すみっコ」の地下室で、古くなった一冊のとびだす絵本をみつける。絵本を眺めていると、突然しかけが動き出し、絵本に吸い込まれてしまうすみっコたち。絵本の世界で出会ったのは、どこから来たのか、自分がだれなのかもわからない、ひとりぼっちのひよこ…? 「このコのおうちをさがそう!」新しいなかまのために、す

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『LEON』観た。

『LEON』観た。

(画像引用元)
※この感想はネタバレを含みます※

1994年に公開された映画である。米仏共同制作。
邦版のキャッチコピーは「凶暴な純愛」。

この「凶暴」というのは何を指すのか。
主人公は殺し屋だし、ヒロインの境遇も境遇ではある。
二人の間に生まれた感情は二人を大きく変えたが、それだけでは収まらない。この映画を観た者に漏れなく牙を剥き、情緒をがむしゃらにかき乱す。

この映画では、「なぜお互いの

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『ジョン・ウィック』観た。

『ジョン・ウィック』観た。

(タイトル画像引用元 Amazon)
※この記事はネタバレを含みます※

この映画を見終わって、まず爆笑した。理由も良く分からないままに笑えてきたので笑ったら、そのまま止まらず爆笑したのである。

『ジョン・ウィック』(原題: John Wick)は、2014年に公開されたアメリカ映画。引退した凄腕の殺し屋の復讐劇を描くアクション映画。キアヌ・リーブス主演兼・製作総指揮。
(Wikipedia「ジ

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