夜間.

誰にも届かない夜をつくる。

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記事一覧

『灯』

『灯』 彼に言われて、消えたんだ。 彼は、言っただけ。 言われて無くなるくらいに、小さい命だった。小さくて、弱かった。それだけだ。彼は、言っただけ。 何の、どこ…

夜間.
1か月前

『ミルクチョコだと思って食べた』

『ミルクチョコだと思って食べた』 

300
夜間.
1か月前

『自由に飛べたら』

『自由に飛べたら』 いつだって気にしない。そんな大人になりたかった。自由気ままに生きたかった。具体的な目標はない。漠然としてるから、いつも可能性を感じた。

300
夜間.
1か月前
2

『青さが羨ましかった』

300
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1か月前
1

『愛くるしいかがやきを捨てて』

300
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1か月前
2

『星が消えても』

300
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1か月前
1

『いたって ここは宇宙』

300
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1か月前
1

駄文 6

詰まりに詰まった理想を流して、洗面台。

夜間.
3か月前
2

『わたしが涙したのは』

『わたしが涙したのは』 そういうのに使ってよ。奇跡を残すような、さ。なんでも見えるんでしょ。なんでも喋れるし、まだこの中に吸収できる余地はあるのなら、それなら、…

夜間.
3か月前
3

『ありえないことだって、無限大だって』

『ありえないことだって、無限大だって』 ありえないことだって、無限大だって言い張って、大木のように構えてやろうと思う。動けないってことが言いたいんじゃなくて、気…

夜間.
3か月前
2

『間違ってた』

『間違ってた』 君が、間違ったって言ってた。 進むべきはこっちじゃなかったんだって。 君といると、私が間違ってるんじゃないかって、 思えてくる。 君といて幸せだ…

夜間.
5か月前
1

駄文 5

信号の背中見ると、切なくなる。怖くなる。 私、来世は信号機かしら 来世くらいには、人間の埋葬も機械が行なっていて、 機械が看取ってくれる。そんな感じになってんじ…

夜間.
5か月前
1

マガジンの区分けは、私の中の把握してる人格に名前をつけて、それに当てはめて分けてます。正確じゃありません。適当です。

夜間.
5か月前
1

『風で揺らぐ色』

『風で揺らぐ色』 気になることを言っていた。あれ、気のせいかな。なんか引っ掛かるんだよな。って言ってる内にも色褪せてきて。 脳内再生繰り返してる。何度も何度も、…

夜間.
5か月前
2

『寝付けない夜に星空を想う』

『寝付けない夜に星空を想う』 あなたが僕を見るっていうことは、僕越しに小さな絶望を見るっていうこと。 僕というレンズを通して、違う光を見つけられる代わりに、君の…

夜間.
5か月前
1

『音が聴こえる』

『音が聴こえる』 テレビの音が聴こえる。それが、くだらない内容ならよかった。けたたましい。世間の出来事について教えてくれる。世の人の一般的会話としてさもこれが手…

夜間.
5か月前
3

『灯』

『灯』

彼に言われて、消えたんだ。

彼は、言っただけ。

言われて無くなるくらいに、小さい命だった。小さくて、弱かった。それだけだ。彼は、言っただけ。

何の、どこが良いの。

確かにあった、小さな命だった。弱かった。

彼が言わなくても、事実だったんだ。そして、消えた。小さな小さな、たましいだった。

君が消したのは、君が消さなくても、きえたんだよ。

でも消えて良かったの、私は。

『自由に飛べたら』

『自由に飛べたら』

いつだって気にしない。そんな大人になりたかった。自由気ままに生きたかった。具体的な目標はない。漠然としてるから、いつも可能性を感じた。

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駄文 6

詰まりに詰まった理想を流して、洗面台。

『わたしが涙したのは』

『わたしが涙したのは』

『わたしが涙したのは』

そういうのに使ってよ。奇跡を残すような、さ。なんでも見えるんでしょ。なんでも喋れるし、まだこの中に吸収できる余地はあるのなら、それなら、悲しいって、それだけでいっぱいにならないでよ、もっとわたしを見て。

そうだったね、悲しいと思えるって、とても素晴らしいさ。君が涙したのは、君の心が綺麗だからなのかもしれないけれど、わたしが涙したのは、わたしが、わたしでいるのを辞めていな

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『ありえないことだって、無限大だって』

『ありえないことだって、無限大だって』

『ありえないことだって、無限大だって』

ありえないことだって、無限大だって言い張って、大木のように構えてやろうと思う。動けないってことが言いたいんじゃなくて、気にすんなって言いたかったの。手鏡で、君から受けた暴論の光線を、残らず全て跳ね返して、堂々として立っていたい。言うだけなら容易いよって、その言葉をそっくりそのままプレゼントするね。一つ一つ、覚えているわけじゃないけれど、強く強く爪を立てなが

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『間違ってた』

『間違ってた』

『間違ってた』

君が、間違ったって言ってた。

進むべきはこっちじゃなかったんだって。

君といると、私が間違ってるんじゃないかって、

思えてくる。

君といて幸せだなって、思った時間は

幻だ、嘘だったんだ、って

君が言ってた。

そうか、幻になったんだ。

嘘なんかじゃなかったのにな。

自分は最悪なんだって、思った。

駄文 5

駄文 5

信号の背中見ると、切なくなる。怖くなる。

私、来世は信号機かしら

来世くらいには、人間の埋葬も機械が行なっていて、

機械が看取ってくれる。そんな感じになってんじゃないかって

全部機械に呼び出されて用意される飲食店見て思った。

物と目が合う時があって、もしかしたら知ってたあの子は、ここにいるかもしれない。

信号の背中、頼もしく逞しい。

マガジンの区分けは、私の中の把握してる人格に名前をつけて、それに当てはめて分けてます。正確じゃありません。適当です。

『風で揺らぐ色』

『風で揺らぐ色』

『風で揺らぐ色』

気になることを言っていた。あれ、気のせいかな。なんか引っ掛かるんだよな。って言ってる内にも色褪せてきて。

脳内再生繰り返してる。何度も何度も、繰り返しても肝心なとこが聞こえない。大事なんだっけ。何度も思い出そうとするのに、そこには靄がかった灰色の空虚があるだけ。それって大事なんだっけ。

あの子が目をキラキラさせて聴いてくれた曲、君のための曲だって言ったら、笑う?

君が、っ

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『寝付けない夜に星空を想う』

『寝付けない夜に星空を想う』

『寝付けない夜に星空を想う』

あなたが僕を見るっていうことは、僕越しに小さな絶望を見るっていうこと。

僕というレンズを通して、違う光を見つけられる代わりに、君の世界になかった闇が君の心に棲みつくんだよ。

君にはなかった絶望が君に訪れる。
君になかったものが見えるっていうこと。

それは時に光として寄り添ってくれる。

でも君は、気軽に僕を忘れるんだろうね。

だから僕は、一人の絶望に押し潰さ

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『音が聴こえる』

『音が聴こえる』

『音が聴こえる』

テレビの音が聴こえる。それが、くだらない内容ならよかった。けたたましい。世間の出来事について教えてくれる。世の人の一般的会話としてさもこれが手本です、と言わんばかりに自信ありげな口調で、演技が繰り広げられる。演技だ。流れるような時間。自然さを作り上げている。作り上げられた、嘘だ。くだらないんだったら、よかった。

あれを見る時、白黒に見える。広告チラシのように沢山の情報で溢れて

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