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『わたしが涙したのは』
『わたしが涙したのは』
そういうのに使ってよ。奇跡を残すような、さ。なんでも見えるんでしょ。なんでも喋れるし、まだこの中に吸収できる余地はあるのなら、それなら、悲しいって、それだけでいっぱいにならないでよ、もっとわたしを見て。
そうだったね、悲しいと思えるって、とても素晴らしいさ。君が涙したのは、君の心が綺麗だからなのかもしれないけれど、わたしが涙したのは、わたしが、わたしでいるのを辞めていな
『ありえないことだって、無限大だって』
『ありえないことだって、無限大だって』
ありえないことだって、無限大だって言い張って、大木のように構えてやろうと思う。動けないってことが言いたいんじゃなくて、気にすんなって言いたかったの。手鏡で、君から受けた暴論の光線を、残らず全て跳ね返して、堂々として立っていたい。言うだけなら容易いよって、その言葉をそっくりそのままプレゼントするね。一つ一つ、覚えているわけじゃないけれど、強く強く爪を立てなが
マガジンの区分けは、私の中の把握してる人格に名前をつけて、それに当てはめて分けてます。正確じゃありません。適当です。
『寝付けない夜に星空を想う』
『寝付けない夜に星空を想う』
あなたが僕を見るっていうことは、僕越しに小さな絶望を見るっていうこと。
僕というレンズを通して、違う光を見つけられる代わりに、君の世界になかった闇が君の心に棲みつくんだよ。
君にはなかった絶望が君に訪れる。
君になかったものが見えるっていうこと。
それは時に光として寄り添ってくれる。
でも君は、気軽に僕を忘れるんだろうね。
だから僕は、一人の絶望に押し潰さ