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コピペをやめると、文章力がアップする

スキが170越え…これは勉強になりそう!とスキ数にひかれて、「プロの記者と編集者から学ぶ “伝わる”取材&ライティング講座」というイベントをアーカイブで視聴しました。

ゲストは赤石晋一郎さん(ジャーナリスト・文藝春秋の元記者)と、村井弦さん(文藝春秋の雑誌編集者・週刊文春電子版コンテンツディレクター)。

社内外に向けて日常的に文章を書く広報や人事といった職種の人にはもちろん、Webライターやコピーライター、なんかいい記事書きたいな〜と思っている人にも、ぜひ見てほしい内容です。

この中で、わたしがすぐ真似しよう!と思ったのが、文字起こしはコピペしないということ。

「雑誌記事の書き方から学ぶライティングの基本」として、編集者の村井さんが紹介していました。

文字起こしはコピペしない

文字起こしとは、インタビューなどで録音した会話を文字で書き出すことです。

人物にインタビューして、その話をもとに記事やコンテンツをつくることはよくありますよね。

でもなぜ、その文字起こしをコピペしてはいけないのでしょうか。村井さんは2つ理由を挙げています。

1つは、文字起こしをコピペすると、文章が論理的に破たんしていても気づきにくいから。

インタビューで録音される会話は、話し言葉。実際の記事や本、雑誌でも「しゃべっている風」の言葉が使われていますが、あれは話し言葉のニュアンスをうまく生かした書き言葉なのです。

文字起こしをコピペしても、書き言葉になっていないため意味が通じません。それなのに、会話っぽいからスルーしてしまう危険があります。

もう1つは、コピペしてつまんで持ってきて…と繰り返すうちに記事ができてしまい、書けた気になってしまうから。

話し言葉を切り貼りしているだけでは、読みやすい文章とは言えません。それでも、なんとなく完成してしまうため自分の目が騙されてしまうのです。

文字起こしはコピペせず、見る専用にする

編集者の村井さんは、文字起こしはコピペせず、プリントアウトして使うそうです。

物理的にコピペできなくする。このくだりを聞いていて、その手があったか…と唸りました。

そのまま使いたい良いフレーズがあっても、コピペするのではなく、それを横目で見ながら自分自身で文字を打ち込む。

こうすることで、その良いフレーズは前後の文脈に合っているのか、意味がきちんと通じるのか、客観的に判断できるのです。

これはかなり重要なライティングのスキル。

みなさんも、インターネットから複数の情報を引用して文章にまとめたり、資料をつくったり、記事を書いたりすることがありますよね。

そんな時は一度、コピペをやめてみましょう。手動で同じ文章を打ち込んでみれば、文章を組み立てる力がつくと思います。

わたしも早速、実践しました。

家にプリンターがなかったので、イベントを見ながら取ったメモは別ウインドウで開きつつ、noteには直接文字を打ち込みます。「絶対にコピペしない」という強い意志が大事です。

左:メモ
右:noteの編集画面

コピペに対するイメージが変わった

今回、プロの編集者が「文字起こしはコピペしない」ことを知り、自分はコピペに対して無意識だったな…と反省しました。

コピペは、時間がない現代人にとって素晴らしい機能。いつから使っているのか思い出せないくらい、生活の一部になっています。

でも、文章の構成力をつけたい、伝わる記事を書きたいと思うなら、自分で汗をかくというか、自分の手を動かさないとダメだと改めて感じました。

手間はかかりますが、読みやすい文章のために、書き手ができること。わたしもしっかり身につけたいです。

ここまで読んでいただき、ありがとうございました。参考になったよ〜という方は、ぜひスキやフォロー、コメントをお願いします。

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(最近はnoteイベントの実況ツイートも多いです)

文:シノ

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