【理学療法士と知る】運動連鎖と身体への影響
【動作・歩行・呼吸の専門家】である理学療法士として、身体の歪みや不良姿勢が及ぼす身体への影響や、生活における悩みとの繋がりについての解説と、その改善方法・予防方法として、【運動や、生活に取り入れてほしいこと】もあわせてお伝えしています。
わたし自身が女性ということもあり、特に女性の身体と心についての投稿を主に書いています。男女問わず、もしよければ「ちょっとした悩み事」や「○○について知りたい!」などのコメント・リクエストなどもいただけると嬉しいです。
脳は【変化】をストレスに感じること、さらに女性は毎月【変化】が起こるので、よりこの【変化】による影響へのケアが必要だということ、そして疲れを取るために簡単な運動をしよう、とお伝えしています。
直筋では、「理学療法士の専門ど真ん中」でもある【筋トレ】について、身体と心に与えるプラスの影響と、実際にスクワットに取り組む際のポイントを投稿しています。
医療職やトレーナー、インストラクターなど、身体の専門家でない限り、難しい言葉が並んでいるかもしれません。
その中でも【運動連鎖】は、普段の動作がどのように身体へ影響しているかを知って考えていくために重要なため、本日は簡単に説明していきたいと思います。
上の引用部分にもありますが、【運動連鎖】とは【複数の筋肉や関節が連動して動くこと】です。もう少し細かくかみ砕いていくと、【身体のある一か所の動きが、隣りの部位の動きに影響を及ぼし、徐々に動きが波及していく】ということです。
投球動作では、【足→膝→太ももの付け根→体幹→肩→肘→手→指】と、動きが徐々に隣の部位へ影響を及ぼしていますね。
私たちの身体が動くとき、骨と骨を繋ぐ【関節】が動きます。身体の中に関節は68個もあり、これらが連動して動いていきます。
実際に私たちの身体にある【関節】は、実にいろいろな形をしています。図のように単純な形ではありません。
いろいろな形をしている骨同士が組み合わさって動くため、動きは【3次元】になります。ドアの蝶番のように単純に曲がるのではなく、片方の骨の上をもう片方の骨が転がったり、滑ったり、捻りが加わったりと3次元的に動き、関節が、そして身体が動いていくのです。
先ほどの投球動作でもたくさんの関節を経由します。それぞれが3次元的に動き、動きや力を伝えていきます。
ここで少しイメージをしています。運動不足は筋肉のコリや筋膜の癒着に繋がるということでしたね。
あなたの身体の中で、一部の筋肉が凝っていたり、一部の筋膜が引き攣れていたりして、どこかの関節の動きが少しだけ通常とは異なる動きをしたとしましょう。
その少しの動きの違いは、運動連鎖で隣り合う関節の動きに影響を及ぼします。では、その違いが日常的に起こるとしたらどうでしょうか。
そうです。運動連鎖によって、もともと動きがずれた関節以外の、どこかの関節や筋肉や筋膜に過度な負荷がかかったり、不良姿勢に繋がっていくことが予測されるのです。
些細な日常の積み重ねが不良姿勢を作ります。反対に毎日のケアや予防は、良姿勢や身体の好調に繋がっていくと言えるでしょう。
筋トレでも、ウォーキングでも、筋膜リリースでも。自分の続けやすいことから、ケアを取り入れていくことをおすすめしています。
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運動習慣作りや自分の姿勢や身体の歪み、呼吸法などの把握・改善はとっても地道ですが、「しっかり取り組もう、改善しよう」と思われた場合は、やはり客観的な指導があることが一番効率的かと思います。
動作・歩行・姿勢・呼吸の専門家である理学療法士視点を入れて、一度ご自身の身体をチェックしてみることはいかがでしょうか。
現在の問題点や、改善するためのセルフエクササイズ、おすすめのトレーニングもお伝えできます。マンツーマンですと、より細かくお身体に合わせたアドバイスができますので、お気軽にご相談ください。
また、もっと知りたいことやわからないことがある場合も、是非コメントや連絡いただけると嬉しいです。
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