【第144回】福岡をスリランカカレーの聖地にした伝説のお店
どうも、yopparaideskaです。
第144回目は、福岡市の天神エリアにあるカレー屋さん。
私は数年前から主張していることがある。
それは、「福岡はスリランカカレーの聖地」だということ。
それに加えて、「スープカレーの札幌」「インドカレーを中心とする多様性の東京」「スパイスカレーの大阪」「スリランカカレーの福岡」であると。
福岡を一躍スリランカカレーの聖地にした伝説のグループがある。
そのお店こそ、
行ってきましたよ、
“不思議香菜 ツナパハ”
”東方遊酒菜 ヌワラエリア”
1988年の創業以来本格的なスリランカカレーで福岡県民はもちろん、全国のカレーマニアを虜にしてきた福岡スリランカカレーの礎を築いた名店のカレー、
果たしてその味は、、
今回は系列店のため、いつもとは異なり、
1つの記事で2店舗を紹介します。
店舗詳細
店名:不思議香祭 ツナパハ
住所:福岡県福岡市中央区大名2-1-50 大産西通ビル5F
アクセス:西鉄天神駅から徒歩5分くらい
混雑状況:12:10頃到着。運良く1席空いていた
店名:東方遊酒菜 ヌワラエリア
住所:福岡県福岡市中央区赤坂1-1-5 鶴田けやきビル2F
アクセス:福岡地下鉄赤坂駅から徒歩12分くらい
混雑状況:14:00頃到着。待機列なくすぐに入れた
2店舗ともに共通していることは、
・スリランカ方面のエスニックな雰囲気が漂っている
・めちゃくちゃ人気なので基本並ぶ
個人的には、ヌワラエリアの方が広く、駅から離れているためのんびりしているので好き。
イメージとしては、
ヌワラエリアは、年齢層高い人が多くて、
ツナパハは、若いワーカーが多い。
メニュー詳細
・ドライカリーランチ 1,200円
・スリランカカリーランチ 1,200円
・桃ぶたカリーランチ 1,680円
メニューは、ツナパハもヌワラエリアも基本的には同じ。
スリランカカリー、ヌードルカリー、ドライカリー、イングランドカリーがメインで、桃ぶたカリーのように期間限定メニューもある。
ランチには、
・サラダ
・アイスクリーム
・紅茶
がついてくる。
料理レビュー
注文してすぐにサラダの到着。
その後、カレーが運ばれてきて、
カレーを食べ終えた頃にデザートとドリンクが運ばれてくる。
ドライカリーは、
ドライカレーにカレーをかけるスタイル。
彩も見た目も綺麗。
あんまりカレー味っていう感じではなく、スパイスが効いた上品なピラフのよう。パラパラじゃなく、結構水分量があるためどこか懐かしさを感じた。
具材は、海老、豚肩ロース、ソーセージ、カシューナッツ、ピーマン等の野菜が入ってかなり具沢山。こんなに贅沢なドライカレーはないよね。
カレーは、
トマト、玉ねぎ、ココナッツミルクをベースにかなりクリーミー。それでいてスパイスの香りと青唐辛子の辛味もあって味の複雑味がすごい。
スリランカカリーよりも辛さ控えめでクリーミー。これなら辛いのが苦手な人も食べれると思う。
スパイスは、
基本のガラムマサラに、クローブ、クミン、カルダモン、シナモンが結構効いとる。あとは、メースかな?
本当にスパイスの調合が上手くて、ここのスパイス講座があったら受講したいぐらい。
具材は、大きくて柔らかいチキンが一個入っている。
ドライカリーに限っては、カレーが無料でおかわりできるので、ご飯を大盛りにして、カレーをおかわりするのがおすすめ。
スリランカカリーは、
・チキンカレー
・ポテトカレー
の2種類がデフォルトで入っている。
そこに、豆カレーを追加。
チキンカレーとポテトカレーは、めっちゃ辛い。デフォルトでこれは辛すぎる。
辛いのが苦手な人は絶対に食べれんと思う。辛いの好きな人でも相当辛いので注意。
カレーは、
トマトとココナッツミルクベースのカレーに丁寧に炒められた玉ねぎが入ったクリーミーな仕上がり。そこに野菜と鶏の旨味が溶け出して、ベースのスープとして相当レベルが高い。
スパイスは、基本のガラムマサラに、クローブ、カルダモン、シナモンがベースと思う。そこにカレーリーフとレモングラスかな?
スパイスの香りとバランスが良くてかなり勉強になった。あとは、めっちゃ青唐辛子が入っている。
具材は、大きいチキンが2つとじゃがいも4分の1が入っている。
チキンは、味が染みて非常に柔らかい。
じゃがいもも、チキン同様に味が染みとるのに形が崩れてないのがさすが。
豆カレーは、
レンズ豆メインで、結構硬かった。
食べ慣れているレンズ豆とはちょっと違う印象。
チキンカレーたちよりココナッツミルクがたっぷり使われているため、クリーミーかつマイルド。
豆の旨味と玉ねぎの甘さに加えて、魚介の出汁のようなものを感じた。コクと旨味の掛け算がカレーをとんでもない境地まで高めていく。
非常にレベルが高い。
桃ぶたカリーは、
茶色と辛味の赤色が混ざったカレーにたっぷりの豚肉が入っている。
胡椒と山椒が効いてピリッとして全体的に辛さがあるカレー。
しかし、生クリームを加えることによってマイルドさとコクが加わり食べ続けられクセになる味。
桃ぶたとは、うきはのリバーワイルドの豚肉を使っとるらしい。
うきはの赤司農園の果実を出荷前の40~60日間食べて育った、濃厚な旨味と甘みが特徴の超希少ポークとのこと。
説明の通り、ポークは旨味と甘みが強く、特に脂身の甘みが強い。結構しっかり脂があるのに全然くどくなくてコクと旨味だけを残す。
このカレーもオリジナリティがあるかつ、めっちゃ美味しい。
また驚かされたな、、
サラダは、
キャベツの千切り、トマト、きゅうり、葉っぱ系が入った彩綺麗なサラダ。
ドレッシングは、昆布だしが効いた和風ドレッシング。あっさりで美味しいのと、キャベツの千切りのふわふわでシャキシャキなのがいい感じ。
アイスは、
ヨーグルトシャーベットにブルーベリーソースやマンゴーソースがかかってスイーツとしても相当レベルが高い。
このアイスは、あのメチャクチャ辛いのカレーを完食した人にだけ辿り着くことができるオアシスよ。ありきたりな表現しかできんけど、相当美味しかった。
このアイスだけ食べに行く価値があると思う。
紅茶は、
紅茶の名産地スリランカから取り寄せたものを使っており、めっちゃ美味しい。
このクオリティーの紅茶が1,200円のランチセットについてくるのは凄すぎる。
接客
接客は、めちゃくちゃ良い。
ツナパハもヌワラエリアも店員さんが明るくて、お店の雰囲気とぴったり。
そして、安いランチなのに、コース料理みたいに食べるペースに合わせて料理を持って来てくれるホスピタリティに頭が下がります。
大好きです。
まとめ
総じて、量、味、値段全てにおいてハイレベル。とにかく、オリジナリティが凄すぎる。
この値段でこのクオリティーを出せるのは福岡ならではやね。
正直、スリランカカレーにあんまり馴染みがなかったけど、スリランカカレーは、北インドカレーと南インドカレーの中間みたい。
イメージとしては、北インドを代表するバターチキンカレーに近いかな。でも、バターは入ってなくて、カシューナッツ感もない。ただ、ココナッツミルク感はより強い。
逆に、南インドカレーほどあっさりしてなくて、動物性の旨味も強い。
北インドカレーはカロリーが高いため、敬遠しがちになるし、南インドカレーはあっさりで物足りなさを感じる時があるため、日本人にとってはスリランカカレーが一番ちょうどいいかもしれん。(個人的な見解)
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レビューはないけど速報性とビジュアル性に優れている。また、600弱の過去に訪問したお店のレビューも見ることができるよ。
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