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【30代におすすめの名作漫画3選】地動説から女子校まで、漫画の新しいカタチ

自粛によって、読書・音楽・映画といった、自宅で楽しめるコンテンツに触れる時間は誰もが増えたと思いますが、それによって全体的なクリエイティビティや文化力みたいのも伸びていくのかなぁと思いつつ、そのためにはインプットに比例してアウトプットもしやすい環境も必要だといえます。
そういった自己成長の場として、繋がりの場として、SNSによる発信はますます加速していくのではないでしょうか。
漫画読破量が増えながら考える今日このごろですが、最近印象的だった大人にもおすすめのコミック3選です。

地動説が異端とされていた時代に、命をかけて真理を追求しようとする人たちの壮大なお話です。
「人たち」というのも、特定の主人公の物語ではなく、あくまで地動説を主軸として、それに関わる人たちが移り変わっていくという時間軸が凄い。

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女性は勉学も禁止されていた時代に、陰ながら学んでいた少女の一言。
信念ある記録によって歴史を超えて語り継がれていく地動説という、本書のテーマを端的に言い表している名シーンでした。

女性誌コミックは画風があまり好みではないので、めったに読むことはありませんでしたが、割とよく見かけるタイトルだったので何気なく読んでみました。
一読して稲中を初めて読んだときみたいな衝撃で、思わず再読しながらニヤリとしてしまい、続刊が待ち遠しい作品です。
設定はいたってシンプルで、女子校の地味で寡黙な教師が、冷静に日常をつぶやくという短和完結の学園モノですが、その感性が独特で面白い。
稲中がサンシャイン池崎のように賑やかな笑いだとしたら、こちらはバカリズムのようにシュールな笑いという感じですね。

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ありそうでありえない、でも共感できるような身近さもあるという点が、この漫画の魅力的な世界観だといえます。

昭和レトロが若者に浸透して久しいですが、こちらはオールドアメリカを愛してやまない、けれど実際にはアメリカへ行ったことがない中年男性が主役のほっこりする作品。
ゆるい画風、古き良き時代をじんわり感じさせてくれる展開、バック・トゥ・ザ・フューチャー好きにはおすすめの1冊です。

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こういった作品は、ヘタウマな絵だからこそ読みやすく魅力的なのかも。

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