気軽な鎌倉さんぽコース

史実と虚構を巧みに融合させた幕末ネオ時代劇「無限の住人〜幕末の章〜」

画力と独特の世界観で人気を博した「無限の住人」。本作は原作者協力による、幕末時代を舞台にしたスピンオフ作品です。不死身の主人公・万次が、幕末の動乱の中で様々な武士や志士たちと出会い、戦い、そして自らの存在意義を見つけていく物語。時代背景や歴史的なキャラクターが巧みに絡み合い、史実と虚構の融合が秀逸なので、幕末周辺に明るい方は一層楽しめると思います。 ココが凄い５つのポイント！歴史的なリアリティ 幕末の歴史的背景が詳細に描写されており、実在の人物や出来事がストーリーにうまく組

キングダムの真逆を行く、幕末日本の散り際の美学「賊軍 土方歳三」

大政奉還以降、あまり知られていない、衰退する新選組や佐幕派を中心に描かれていて、その時間軸から時折、京都守護職であった新選組全盛期の回想シーンが印象的な作品。 賊軍として蝦夷まで退却する土方の視点から、新選組の正義や絆を異なる解釈で学べる内容ですが、史実を元にやや脚色はある様子。 領土を拡大させる成功譚ではなく、最後の武士として戦い抜くさまは、幕末ならではの散り際の美学として感動しました。 「賊軍 土方歳三」のココが凄い！時系列が巧みで、死に体の新選組から全盛期の新選組を考