死ぬ直前、三貫だけ寿司が食べられるなら…?

『村上龍料理小説集』
村上龍

料理にまつわる短編集。
村上龍さんの短編は、本当に短いのでサクサク読める。
いくつかの話は繋がっているようでもあって、
アナザーストーリー的要素もあり、面白かった。

外国の料理にまつわるお話が多くて、
特に中国料理・東南アジア料理・南フランス料理が印象的だった。

料理を楽しむっていうのは、味覚だけではなく、
嗅覚や聴覚が大いに影響をあたえる。
それを文章でこんなにもうまく書けるのか、、、っていう驚きと、
著者の豊富な食にまつわる知識がもたらす、私の知らない、世界の美味しいものたちとの出会いが、とても新鮮だった!

コートダジュールの四つ星ホテルの料理や、
アメリカのチャイナタウンで食べるウニ・フカヒレ・珍味の数々…、
思い出すだけでもお腹が空いてきちゃうな〜

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