yomco

たくさん食べてよく本を読む22歳の人間の女と、たくさん食べてよく寝る4歳の猫。

yomco

たくさん食べてよく本を読む22歳の人間の女と、たくさん食べてよく寝る4歳の猫。

マガジン

  • 人形の家

  • よんだよ

    読書記録です。

  • 私の毎日

    日記ですね

  • てんし

    マイ・エンジェルこと4歳のねこ「ビスマルク」のまとめ

最近の記事

43

4月3日土曜日 晴

有料
10,000
    • 41

      4月1日木曜日 晴

      有料
      10,000
      • 全ての場所に物語がある

        『空港にて』 村上龍 これはすごい!!!って心から言える一冊。今のところ2021年のベスト。 短編集なのだが、一番はじめに収録されている「コンビニにて」は面白くなかった。 だから、もしかしたら外れかもなぁっていう気持ちで、ちょっと乗り気じゃないままに読み進めて行ったのだけど、裏切られた。 短編集で一番良い配置、後半になるにつれて面白くなっていくやつでした! 特に「空港にて」は表題作なのだけれども、ストーリーの性質上続きが気になって気になってしゃあない。 一気に読み終えて

        • 心と体の美しさ

          『整形美女』 姫野カオルコ タイトルで衝動買いした小説。 驚くべきことは、この小説が7年前のものだっていうこと! 今は、美容整形ブームがきていて、若い女の子は、けっこう気軽に二重にしちゃったり、していると思う。 中学生でも整形しているというのをTwitterでみたことがあって、 それには正直どうかなとか思っちゃったけど。 私は整形に対してそんなにマイナスイメージはない。 なんなら、コロナウイルスがまだ地球に遊びに来る前は、 韓国に行って鼻を高くしたいとか思っていた。 この

        マガジン

        • 人形の家
          4本
        • よんだよ
          8本
        • 私の毎日
          3本
        • てんし
          0本

        記事

          北陸の空が真っ青であればいいのに

          『ボトルネック』 米澤穂信 個人的には金沢はすごく思い出深い土地なので、 読んでる時は、同級生と思い出話をしているような感覚になった! 金沢市内のバス社会なところとか、住んでいたことがある人にしかわからない地名の数々、北陸の電車のシステムとか、様々な要素で懐かしさをとっても感じた。 文庫本にかけられていた帯には、「ミステリーランキング1位!」と大々的に打ち出してはいたものの、ミステリーとしてはそんなに面白くなかったかな。 途中から語り手に対してイライラしてきてしまったか

          北陸の空が真っ青であればいいのに

          325

          3月25日木曜日 曇り時々雨

          有料
          10,000

          323

          3月23日 晴れ

          有料
          10,000

          ヤマユリ白百合黒い百合

          『唐沢家の4本の百合』 小池真理子 小林真理子さんのエッセイはめっちゃ好きだけど、とてもお名前の似ている小池真理子さんのミステリーを読んでみました。 昔から女子校に憧れていたこともあって、 女の子がたくさん出てくる小説は大好きなんです。 女子だからこその悩みとか、敵対心とか、友情とか、愛情とか。 尊いですよね〜 この話も、綺麗な女性がたくさん出てきました。 カリスマ的父親と、その三人息子の嫁たちに加えて その父親と血の繋がっていない娘。 この女性たちが、雪山の別荘に閉じ

          ヤマユリ白百合黒い百合

          むずかしい愛

          今日は昨日や一昨日とは打って変わって、気持ちの良い晴天! ということで池袋にいって、お仕事の打ち合わせをして、 その後は友達と合流してカフェでおしゃべり。 目白に住んでいる友達は、散歩するみたいにして、池袋まで歩いてこれる。 スニーカーにランニングスーツ、そして眉メイクだけというラフさで登場した彼女をとても眩しく思った。 今日あった友達というのは、この前の土砂降りの日に久しぶりに再開した 旧友なのだけれど、今週末にも会う約束をしている。 私の数少ない親友のうちの一人で、本

          むずかしい愛

          子どもと大人、考えの未熟と成熟

          『探偵伯爵と僕』 森博嗣 小学生の僕が語り手として、「探偵」こと怪しいおじさんに出会ってから、友達が失踪する事件を解決するまでを描いたお話。 語り手を子供として設定してしまうと、その世界観は全て「子供」目線で捕らえられ、再現されるわけで。 でも、大抵の場合は、そのような世界は、作家という大人が「擬似的に」子供になり、「擬似的に」子供目線から世界を捉えたものだ。 それゆえに本当の子供の目線から捕らえられた世界というものは、小説の世界では往々にしてありえない。 だからこそ、子

          子どもと大人、考えの未熟と成熟

          死ぬ直前、三貫だけ寿司が食べられるなら…?

          『村上龍料理小説集』 村上龍 料理にまつわる短編集。 村上龍さんの短編は、本当に短いのでサクサク読める。 いくつかの話は繋がっているようでもあって、 アナザーストーリー的要素もあり、面白かった。 外国の料理にまつわるお話が多くて、 特に中国料理・東南アジア料理・南フランス料理が印象的だった。 料理を楽しむっていうのは、味覚だけではなく、 嗅覚や聴覚が大いに影響をあたえる。 それを文章でこんなにもうまく書けるのか、、、っていう驚きと、 著者の豊富な食にまつわる知識がもたら

          死ぬ直前、三貫だけ寿司が食べられるなら…?

          天気と心のバランス

          今日の東京は嵐。 窓に風が吹き付ける音と、刺さるような雨の音で目を覚ました。 猫も、心なしか気怠げな表情で、 朝の挨拶-もとい顔に猫パンチ-をかましてくれました。 そんな天気でも、気分は晴れやか。 なぜなら、久しぶりに高校時代の友達に会うから! 新宿で待ち合わせ。 街に出るのは3日ぶり。 韓国製の、万華鏡みたいなラメの入った桃色のアイシャドウを瞼にぬって、 熟したプラムみたいな口紅を引いて。 いつものぼんやりしたスッピンに比べると、魔女のように変身した私に、 猫はとてもび

          天気と心のバランス

          「説明できないこと」って本質じゃない?

          『ダンス・ダンス・ダンス』 村上春樹 上下巻一気に読みました!村上春樹の作品の中でも特に好きな「羊を巡る冒険」の続編ということで、ずっと読もう!とは思っていたの。ついに読み終えてすっきり。 物語を通して、たくさんのバンドや、お酒や、料理が出てきた。 上巻はまさに90年台のカルチャーにかんする教科書みたいになってる。 コメディ要素もとても強くて、のちの作品を先に読んでしまっている私は「すごい若い頃に書いたんだろうな、この本」って思った。 なんだろう、コメディ要素というか、ち

          「説明できないこと」って本質じゃない?

          ハードボイルドの定義とは

          『ロンググッドバイ』 レイモンド・チャンドラー 村上春樹訳 とっても長い話だったけど、キャラクターが魅力的なので、飽きずによむことができた! 頭の片隅に、常にキングスマンがあったんだけど、やっぱり英国紳士というのは一つの共通した雰囲気のようなものを持っているんだなと感じた。 そういうのってとてもかっこいいよね。 そして、出てくる女性がとても魅力的。村上春樹小説にも通ずることだけど。村上龍の小説にも通ずることだけど。 外国人の人が書いた小説って、あまりにも文化が違いすぎて、そ

          ハードボイルドの定義とは

          決意と曇り空

          3月1日に、京都から東京に引っ越してきました。 この春のよき日、3月20日春分の日に決意します! 毎日投稿するぞ!!! ということで、応援よろしくお願いします。 将来の夢は、本を出版することです。

          決意と曇り空