人に教えることでより身につく
勉強においても、良いと言われている勉強方法というのは沢山ある。
その中でも、今回は人に教えるという勉強法について紹介する。
勉強というものは、基本的に1人でやった方が良いと考える人が多いと思う。
もちろん、試験は1人で受けるので、1人で集中して勉強できる力も必要だと思う。
しかし、時には人と一緒に勉強することも大切である。
まず、周りのレベルを知ることができる。
夏休みが明けた高校3年生の9月、久しぶりに学校に行ったら、周りの人たちが英単語を沢山覚えているのに驚いた。
そして、自分も英単語を覚えなきゃと感じて、勉強を始めた。
これは、学校に行き、人と関わっていなかったら、気づけなかったことである。
周りに流されないことも大切だが、周りのレベルを知ることもまた重要だ。
1人で黙々と勉強していたら周りよりもできるようになっていることもあるが、逆に周りに比べてできていないことに気づかないこともある。
後者のリスクを考えると、人のレベルは知っていた方が良い。
そして、人に教えることでより知識が身につくということである。
例えば日本史の場合、日本史が苦手な友人から「荘園って何?」という質問が来たとする。
その時に、荘園について正しい説明ができる受験生は予想以上に少ないと思う。
問題集を解いてると度々登場する用語だが、いざどういうものなのかと聞かれると中々答えられないものである。
何なら、用語集の説明を読んでも理解できないかもしれない。
「荘園」を正しく理解するためには、その時代の身分制度や土地制度を理解する必要があるからだ。
このように、人に説明できない用語は意外と多いし、自分1人では分かっていないことに気付きにくい。
ここで、「荘園」について調べれば、その用語の意味だけでなく、身分制度や土地制度の理解にも繋がる。
これを繰り返すことで、格段と深い知識が身につく。
私がやっていた勉強法の1つに、1人授業というのがある。
これは、壁に向かって、日本史の流れや現代文の問題を説明するという変人極まりない勉強方法である。
例え人が近くにいなくても、説明中につっかえたり、何でだろうと思うことがあれば、まだしっかり理解していない証拠である。
それが分かれば、先程と同じように分からない部分について、より詳しく勉強する。
自分の知識に不安があれば、その用語や解答方法について、声に出してみれば良いと思う。
そうすれば、理解しているかしていないかが一目瞭然である。
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