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2022年「ガンジツスゴクオモイシンブン」(元日凄く重い新聞)蒐集行 第6章 ~今年の「ガンジツスゴクオモイシンブン」蒐集行②大晦日の脱北~

毎年元日付の分厚くて重い新聞を集めています。

順調に南下?

福井駅で少し時間あったので、改札を出て駅前にある再開発ビル「ハピリン」に行きます。こちらにはファミリーマートがあり、駅構内のセブンイレブンでは扱っていない新聞が売っているのです。

福井に到着し回送となる金沢発の普通電車。

無事、駅構内のセブンイレブンでは売っていない「中日新聞」と他の福井県の地方紙を入手し、駅に戻ります。

年越しそばを食す

次に乗る普通敦賀行きまでまだ時間がありますので、駅構内にある立ち食い蕎麦「今庄そば」で時間的には早いかもしれませんが、年越しそばを頂きます。福井県は「越前蕎麦」が名物な位そばが有名です。

「今庄そば」の外観。

カウンターで「にしんそば」を注文しました。
「にしんそば」は、かけそばにニシンの甘露煮を載せたもので、北陸以東の日本海側や京都ではポピュラーです。江戸時代以来蝦夷地(北海道)で捕れたニシンは身欠きニシンとして加工され、主として肥料にするために北前船で京都など上方に運ばれました。
そのため「にしんそば」は北前船の寄港地を中心に食べられていましたが、元祖は京都にある「松葉」と言われています。

にしんそば。富山県内でもお品書きに載っている店は多い。

お腹もいっぱいになり、改札口を通り再び普通電車に乗るべくホームに上がりますが、その前に駅に不吉な掲示がありました。
大雪のため、敦賀~近江今津間の電車が計画運休になっていたのです。調べると、丁度これから乗る筈だった敦賀発新快速姫路行きが運休になっていました。敦賀で1時間待って次の電車まで待つか、別料金を払って特急に乗るか、思案のしどころです。

普通電車敦賀行き入線。

取り敢えず普通電車敦賀行きに乗車します。2両編成ワンマン運転です。敦賀~福井間をピストン運行しており、敦賀から到着した普通電車福井行きがそのまま敦賀行きになりました。

結構混んでいる普通電車敦賀行き。

敦賀を発車した後、スマホで「JRおでかけネット」を見ているとやはりこの電車から乗り継ぐ予定の新快速姫路行きは敦賀~近江今津間運休になっています。

リスケジュール

結局、別料金を払い特急に乗る事にしました。接続する特急サンダーバードの特急券を購入します。青春18きっぷでは特急は乗れませんので、乗車券も別購入です。特急券はスマホで「チケットレス特急券」を買いました。便利な世の中になったものです。乗車券は敦賀で改札を出て手持ちのICカードで入り直す事にしました。

敦賀に向かう途中、降雪が激しくなる。除雪車もスタンバイ。

福井発車直後は晴れ間が見えていましたが、武生を過ぎて敦賀への峠越えに入ると空は暗くなり、吹雪くようになりました。峠越え自体は全長10km余りの北陸トンネルで一気に越えるので心配はしていませんが、その手前の今庄などは過去にも特急が立ち往生した事がある難所です。

敦賀駅、新快速は運休なのになぜかこの時間帯には存在しない「米原行き新快速」が停まっていた。

無事に北陸トンネルを抜けると敦賀に到着です。雪は止んでいました。福井県の中でも敦賀は福井市と同じ旧越前国に属していますが気候も住民性も若狭国と共通しています。
到着したホームとは別のホームで「新快速米原行き」が停まっていました。日中の北陸本線米原方面の普通電車は全て「新快速湖西線経由姫路行き」で米原には行かない電車なのですが、なぜ「米原行き」になっているのか謎でした。
一旦改札を出て特急サンダーバードを待ちます。雪の影響で数分遅れています。やってきた特急も敦賀駅停車中に床下の着雪確認と雪落し作業のため、遅れて発車しました。

琵琶湖が見えた。

乗車した特急サンダーバードは敦賀を出ると京都までノンストップでした。近江塩津から滋賀県に入り、琵琶湖を見つつ南下します。高島市から大津市に入る辺りで車窓から雪が殆ど消えてしまいます。

京都に到着。

数分遅れましたが何事もなく1時間足らずで京都に到着し、新快速に乗り換えます。以前ホーム上にあったセブンイレブンは閉店してしまいました。
大都市圏らしく新快速は立ち客も目立ちました。大阪で新快速を降ります。

大阪に到着。電車のドア位置に配慮してホームドアがロープ式になっている。

大阪で改札を出て、地下街「ホワイティうめだ」に下りて大阪メトロ谷町線東梅田駅に向かいます。丁度改装工事中で通路が狭くなっていました。

大阪での新聞調査

この地下街周辺は伝統的に大阪の地元で出ている新聞以外の新聞を扱う売店があり、2013年頃までは阪神百貨店正面口、阪神梅田駅へ下りる階段横に「東京新聞」「中日スポーツ」などを扱う「野田売店」がありました。

在りし日の「野田売店」。(2012年1月撮影)

その後閉店してしまい、代わりに「ホワイティうめだ」の一角にある宝くじ売り場に隣接した売店がその役割を引続きました。その売店では「京都新聞」「神戸新聞」や広島版「スポーツニッポン」などがラインナップに加わりました。

ホワイティうめだ内の新聞売店。(2020年1月撮影)

しかしこの売店も新型コロナ禍のためか閉店してしまいました。
その後「東梅田駅のローソンで『京都新聞』『神戸新聞』『中日スポーツ』を取扱うようになった」との情報が寄せられました。
そこで、その調査を行おうとしていたのです。

大阪メトロ谷町線東梅田駅のローソン。

果たして、「京都新聞」「神戸新聞」「中日スポーツ」が売られていました。「中日スポーツ」は以前は名古屋市内で販売している最終版を売っていたのですが、テレビ欄を確認すると福井・滋賀県向けの紙面になっていました。
「京都新聞」「神戸新聞」を入手した後同じフロアにあるファミリーマートに。こちらは「大阪日日新聞」を置いています。
一応「大阪の地元紙」と銘打っていますが、現在は鳥取県の「日本海新聞」を発行している新日本海新聞社大阪本社が発行していて、印刷も鳥取で行っていて大阪まで運んでいます。そのためか速報性に難があり、宅配購読出来る地域も限られています。その上コンビニでの即売はファミリーマートのみ扱っています。大阪ですとJR西日本はセブンイレブン、大阪メトロ・阪急・阪神はローソンなので、駅構内では入手出来ません。近鉄はファミリーマートですが、なぜか近鉄駅構内の店舗では扱っていません。非常に入手が難しい地元紙です。

地下鉄谷町線に乗車。

新聞を一通り入手の後、地下鉄に乗ります。
行先は難波。本当は梅田駅まで歩いて御堂筋線に乗るのが最短ですが、荷物を抱えていたので楽な方で行きます。

谷町九丁目で千日前線に乗り換え。

年の瀬の大阪、大晦日の買い物客に混じり難波で地下鉄を降りてその日のお目当ての店舗に向かいます。

ここまでの旅程

福井9:11→JR北陸本線普通敦賀行き→敦賀10:05
敦賀10:16→特急サンダーバード14号→京都11:10
京都11:15→JR京都線新快速姫路行き→大阪11:43
大阪→徒歩→西梅田→大阪メトロ谷町線→谷町九丁目
谷町九丁目→大阪メトロ千日前線→難波

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