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2022年「ガンジツスゴクオモイシンブン」(元日凄く重い新聞)蒐集行 第7章 ~今年の「ガンジツスゴクオモイシンブン」蒐集行③大晦日の買い物~

毎年元日付の分厚くて重い新聞を集めています。

難波でお買い物

多くの人で賑わう難波で地下鉄を降り、地上に出ました。難波駅の近くには電気街「でんでんタウン」があり、その一角は通称「オタロード」と呼ばれておりアニメグッズやコミック、同人誌を扱う店舗が並んでいます。
また、「なんばマルイ」では大好きな作品である「ラブライブ!」シリーズの期間限定グッズショップが開催中で、覗いてみました。

大阪ミナミの「なんばマルイ」で開催していた「ラブライブ!」の期間限定グッズショップ。

そこで「ラブライブ!」のグッズなどの買い物を済ませてから暫しこの先どうするかを少し思案しました。まだ14時を過ぎた辺りです。
意外に順調に済みました。年越しは大阪発静岡行きのJR夜行高速バスを予約しており、早朝に静岡県内で東京本社版の全国紙を含む元日付の分厚くて重い新聞、即ち「ガンジツスゴクオモイシンブン」を集める予定にしていました。
しかし、ほぼ買い物を済ませた大阪で22時過ぎまでどうやって時間を潰すのか、悩みました。「青春18きっぷ」を持っているので大阪から各地にJRで移動する事は出来ますが、その日の夜に夜行高速バスに乗るので時間的制約があります…。

予定を再検討

時間的には18きっぷを使い普通電車を乗り継いでもその日の内に静岡まで辿り着けます。そこで、予定を変更して夜行高速バスをキャンセルしました。キャンセル料はかかりますが、年越しをベッドの上で過ごせる魅力に負けてしまいました。
大晦日の年越しをする宿はすぐにネットで探し、浜松駅前のビジネスホテルが思ったより安い価格で空いていたので、予約しました。一応静岡県で全国紙は東京本社版ですので、翌日の事も考えて妥協しました。
さて、難波の地下街を歩いていると大晦日でもまだ開いているチケット屋を見掛け、ちょっと覗いてみると近鉄の株主優待券が1500円台で売られていました。北陸の大雪が滋賀県東部にも波及しておりもしかしてJRびわ湖線の運行にも影響するかもしれない、と危惧し思い切って名古屋まで近鉄で行ってしまおうと思い、近鉄の株主優待券を1枚買い、近鉄大阪難波駅に向かいました。

近鉄大阪難波駅入口。

エスカレーターを降り、大阪難波駅に行くとあちこちに近鉄特急の案内があり、丁度15:00発名古屋行き特急券も販売中でした。北陸在住なので大阪・名古屋間を移動する機会は殆どなく、近鉄特急に乗るのもいいだろうと思い、窓口に並びました。

近鉄特急で東へ

名阪間の近鉄特急の中でも停車駅の少ない列車は現在「ひのとり」の愛称を持つ車両が走っています。窓口で1人独立シートがあるプレミアムカーを所望しましたが既に満席。普通席で取れました。かなり人気があるようです。
特急券を買い、ホームに降りる前に駅ナカの店で遅めですが昼食を取りました。

近鉄大阪難波駅構内駅ナカにあった「船場カリー」で昼食。かつては富山にも出店していた。
大阪難波駅の駅名標。阪神とも直通運転している。

ホームに降り、電車を待っているとやけに高揚した声の「ひのとり」入線を告げる放送が流れました。

奈良線とホームを共用している。
近鉄特急「ひのとり」入線。

殆どの座席が埋まり、大阪難波を発車しました。空いていた隣席も次の大阪上本町で埋まりました。

乗車直後の「ひのとり」車内。

後席に迷惑を掛けない構造のリクライニングシートが売り物で、当然初体験です。思い切り後ろに背もたれを傾けて名古屋までの2時間余り、寛ぎました。
途中うたた寝をしつつ三重県内で日没を迎え、17時過ぎに近鉄名古屋に到着しました。

近鉄名古屋駅の駅名標。

途中通過した三重県の地元紙「伊勢新聞」は近鉄名古屋駅構内のファミリーマートで売っており、無事入手しました。

近鉄名古屋駅構内ファミマの新聞陳列。

特急「ひのとり」の到着とほぼ入れ替わりで特急「伊勢志摩ライナー」が発車しました。

発車していく「伊勢志摩ライナー」。

少しして大阪難波行きの特急が入線しました。こちらは「アーバンライナー」です。

先代の名阪間近鉄特急のフラッグシップだった「アーバンライナー」。

改札を出て、JR名古屋駅に行きます。

再び18きっぷで東へ

JR名古屋駅で新快速豊橋行きを待ちます。

JR名古屋駅ホーム。

ホームには凍結した跡があります。北陸の大雪の影響がある米原からの電車もあるので、その影響かもしれません。

JR名古屋駅ホーム上の発車表示。乗車位置にこの表示がある。

待っていた17:45発の新快速豊橋行きは米原始発だったので大雪の影響で遅れて到着する旨の放送が流れました。大晦日の寒風に晒されつつ辛抱強く電車を待ちます。

煌々としているホーム上の売店。

昨今は駅売店のコンビニ化や人手不足もあるのでしょうか、主要駅でもホーム上の売店は減っており、新幹線や特急列車が発着するホームはまだしも、通勤が主体の普通電車が発着するホーム上の売店は東京駅や大阪駅でさえもなくなってしまいました。その中で名古屋駅は今でもホーム上に売店「ベルマート」が残っています。
乗り継ぎなどで時間がない時や途中下車出来ない切符を持っている時などでは重宝します。

数分遅れで到着した新快速豊橋行き。

遅れて到着した新快速豊橋行きに乗ります。走行中、時折に床下に付着した雪塊が落ちて跳ね返る音がガツン・ガツンと響きます。

意外に乗っていた名古屋駅停車中の車内。

名古屋発車直後は殆どの座席が埋まっていましたが途中で降りていって、豊橋到着時には空席が目立ちました。
豊橋では普通浜松行きに乗り換えです。定刻に到着すれば売店を覗く時間があるのですが、遅れを引きずったまま到着したので時間がなく、乗り換えもギリギリでした。豊橋駅での乗り換えは短時間でも階段の昇降を伴う事が多く、今回も例外ではありませんでした。

荷物を抱えながら駆け足で乗り換え。

息切れしつつ何とか普通電車浜松行きに乗り換えます。
売店には寄れず、豊橋では地元紙「東愛知新聞」「東日新聞」があるのですが、入手は諦めました。

豊橋からの電車は静岡県仕様のロングシート。

2つ目の新所原手前で愛知県から静岡県に入ります。この県境は全国紙やスポーツ紙ではごく一部の例外を除き東京本社管轄(静岡県)と名古屋・大阪本社管轄(愛知県)との境界線でもあります。
30分余りで浜松に到着です。

間もなく見納めになる211系。

浜松で年越し

浜松駅に着いて真っ先に行ったのは、東京本社版の大晦日付新聞の確保です。売店は既に閉店しており、コンビニを周って何とか「朝日新聞」以外確保しました。「朝日新聞」だけは人気アニメ作品の広告があったためかどこも完売でした。

都会感あふれる浜松駅前。
浜松の象徴(?)、アクトタワーを浜松駅南口から望む。

大晦日付の新聞が詰まったボストンバッグとキャスター付きバッグを抱えて南口のビジネスホテルに投宿しました。浜松は何度も「通過」した事はありますが、浜松で宿泊するのは人生初です。
荷物を置いて夕食を食べようとしましたが、大晦日だけあって早仕舞いしている飲食店が多く、結局駅近くにある牛丼屋に入って夕食としました。

徳川家康ゆかりの地、隠居した静岡市の駿府城が有名だが出世城・浜松城も忘れてはならない。
浜松はヱヴァンゲリヲンにもゆかりがあるらしい。
アニメ、コミック、ドラマ「ゆるキャン△」の作者も浜松市出身だった。

部屋に戻り、テレビを点けて暫くNHK紅白歌合戦を観ていましたが翌朝の予定もあり、年越しを待たずに就寝しました。

ここまでの旅程

大阪難波15:00→近鉄特急ひのとり→近鉄名古屋17:08
近鉄名古屋→徒歩→名古屋
名古屋17:45→新快速豊橋行き→豊橋18:40
豊橋18:48→普通電車浜松行き→浜松19:23

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