やっぱり本はめくりたいし、CDは集めたい。
私は、紙の本が好きだ。
小説や漫画を、スマホ内でスクロールしながら読むよりも、自分で紙をめくる動作が好きだ。本棚に並べたものを眺めるのも好きだ。
漫画のカバーの裏表紙とか、紙の質感とか、匂いとか。そういう内容以外の要素も好きだったりする。
私の周りには、スマホで読める電子書籍や漫画アプリなど、画面上で読んでいる人が多い。1話だけお試しで無料で読めたり、本を置くスペースを考えなくて良い点はとてもいいと思う。通勤通学中の電車内でも読みやすい。
しかし私は、それよりも「そこに在るもの」が欲しい。
そのほうが視覚的にも触覚的にも満たされるというか、購入して自分のものになったという実感が湧くのだ。
それはCDも同じである。
音楽業界では今CDが売れない傾向にある。サブスクリプションが普及したことが影響している。
サブスクリプションとは、「料金を支払うことで、製品やサービスを一定期間利用することができる」形式のビジネスモデルのことだ。
私も利用しているが、サブスクで聴いた音楽でもやっぱりCDが欲しいと思ってしまう。だが学生の私にとって好きなアーティストのCDをすべて買っていたらさすがに金銭的に厳しいので、本当に気に入ったものだけ購入することにしている。
手に取ることができるのは本当に嬉しい。
もしかしたら、これからの未来で本もCDも無くなってしまう時が来るのかもしれない。それは個人的にちょっと寂しい。
本もCDも、そこに在るのが好きだ。
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