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本音(気持ち)を話すのは悪いこと?

よっこは

「何が食べたい?」

「どこに行きたい?」 

「どうしたい?」



「 …    」

こんなふうに、
質問されたり意見を求められる場面が
すごく苦手だった。



え?わたし、どうしたいんだろ?
わからない…

思考がフリーズしたり、
ひどいと、体まで緊張でグッと
固まることもあった。



だから、どこにいても、
他人に合わせるほうが楽だった。


相手が〇〇したい!と言うと、
うん、いいよと妙にホッとする。




もしかしたら、他人から見たらわたしは
なんでもいいよと受け入れてくれる
YESマンに見えてたかもしれない。

あるいは、集団の中では
協調性のある子と認識されていたかもしれない。



でもね、それはちょっと違うの。

なぜなら、わたしは本当は「空っぽ」
だったから。



いや、正確に言うと、


自分の心の中を深く深く掘り起こしていくと
本当は〇〇したいという自分の考えや気持ちが
あるんだろうけど、
それをうまく言葉に出せない。



いつも自分の中の正解が分からない。

だから、誰かの考えや正解で
自分の中がいっぱいになった。

1+1=2のような、
正解が1つしかない分かりやすい答えを、
自分の外側に求めた。


いわゆる、他人軸で生きる人生。





わたしは、
人に思ったこと(本音)を話すのは
悪いことだとずっと思っていた。


冒頭に書いた、
わたしは〇〇がしたいというのもそうだけど、

〇〇がつらかった。
〇〇されると嫌なの。
〇〇と言われると傷つくの。

こういうネガティブな感情を人に伝えることも。




やっぱりなぜか、まだ罪悪感を感じてしまうの。

だって本音を言うと、嫌われて、
人間関係が壊れるでしょ?


そういう話をある人と話していた時だった。



その人は、
「なんで罪悪感を感じる必要があるの?」
「本音を話さないほうが人間関係を築けないよ。」
と教えてくれた。




あれ?そうなの⁈


わたしの中のそれまでの「当たり前」が
ガラガラと音を立てて崩れていった。


わたしは、みんな他の人も、
自分と同じこの「当たり前」で生きていると
思っていたから。


そうじゃない人がいることに驚いたし、
わたしの「当たり前」が
おかしかったことにも気づいた。

そこで初めてわたしは自分の中の
当たり前を疑った。



その「当たり前」は、
疑うことをしないほどに、
わたしの中ではあまりにも当たり前すぎたから。




わたしはどうして、
その当たり前を身につけてしまったんだろ?



幼い頃からわたしは、
いつも親の機嫌を伺い、

自分がしたいことよりも、
親がしてほしいことを察して優先してきた。

自分が言いたいことよりも、
親が言ってほしい答えを必死で考えてきたんだ。


「親が求める理想の自分」を演じなければ
いけなかった。


わたしが嬉しいこと、
悲しいこと、怒っていること
話すとバカにされたり否定される。


小さな子どもにとって、
こういう態度を親から受け取る経験って
すごくしんどいし、恐い。

「本音を話すのは悪いこと」

「本音を話すと怒られる」


「本音を話すと嫌われる」


本音を話そうとする時は、
恐怖や罪悪感という感情が
つきまとうようになった。


そんなふうにして、
わたしは自分の気持ちを話す習慣を
身につけるチャンスが奪われた。




いつのまにか、
この習慣を身につけたまま、
親以外の他人にも同じことを
繰り返していた。


相手を怒らせないことが最優先。
相手に嫌われないことが最優先。
話す前に、相手が喜ぶ答えを慎重に選ぶ。
失敗はゆるされない。
それが会話。


必死でニコニコ顔で作ってるから
傍目ではわからないけど、
内心では、
怒られないか
嫌われないか
ビクビクしながら。


ああ、今から思うとめっちゃ疲れるなこれ(汗)

だけど、
本音を言って怒られたり嫌われたり
そういう恐怖を味わうくらいなら、

本音を話すの我慢して人にあわせるほうが
(自分の中の恐怖心見なくてすむから)
楽だったんだよね。

ぶっちゃけ、
今までは人と話すことにストレス感じてたし
純粋に楽しめなかったんだよね。
気を遣うの疲れちゃうから。
(もちろん、多少は気を使わなきいけない場面もあるけどそれはまた別でね)


たしかに、中には
親みたいに本音を話すと怒ったり嫌う人も
いるだろう。

でも、そうじゃない人もいる、
新しい世界を知ることができた。


古い習慣はもうやめよう。


気持ちを伝えてもストレスにならない。
純粋におしゃべりを楽しみたい。

そんな時間や場所を増やしていけたらいいな。


最後まで読んでくれた人ありがとうございます。
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