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2024年4月の記事一覧
第4話 マグ!フッフーッ!
陽が出て間もない時間。アズサは目を輝かせていた。
「うわぁー!届いたんだね、タケルのマグ!フッフーッ!」
「僕らのマグだよ、アズサ。まだ朝早いのにそのテンションはなに?フッフーッ!って」
「だって届いたんだよ、かわいいじゃん!ねえ!?朝3杯もコーヒー飲んで来たんだから!早起きって最高っ!フッフーッ!」
「にしても早いよ。これだと散歩に連れ出されるな、長距離。さすが歩く辞書、カフェイン多め!」
第1話 オリジナルマグ!
将来のことを考えると不安でたまらないって感じてしまう。現代の若者にとってはなおさら。
タケルはため息まじりに言った。
「雨の日のいい事って洗濯物を部屋に干した時の洗剤のいい匂い以外に何があるかな?」
「何それ?なぞなぞ?」
アズサが聞いた。
「いいや違う。もっと深いかも」
「文学的?それとも哲学的?」
「さあね」
タケルはさっきより深いため息をついて続けた。
「とりあえずオリジナルのグッズを作って