言葉の宝箱 1220【もっと別の人生があったんじゃないかという思いは、恐らく一生、消すことが出来ない】

『僕らに嘘がひとつだけ』綾崎隼（文藝春秋2022/7/30）

・才能とは遺伝子で決まるのか、それとも環境で決まるのか　P4

・その仕事だけで食べていける人間をプロと呼ぶ　P14

・胸を張ってプロと名乗ることが出来ない。
そんな惨めな日々は、もう終わりにするべきなのだ　P20

・悔しいと思える間は、弱い自分に怒りを感じられる間は、
強くなれる　P24

・もっと別の人生があったんじゃないかという思いは、
恐らく一生、消すことが出来ない　P33

・あまりに呆れると、怒りも湧いてこないらしい　P45

・お前の人生は、お前だけのものだ。
他人の期待なんて気にしなくて良い。自由に生きたら良いんだ　P69

・英才教育にも幾つかの種類があるが、
大抵の場合、指導は大人の意向で始まる（略）
誰にとっても、英才教育が幸福であるとは限らない　P92

・工夫は金がなくても出来る。
天才が工夫しながら努力したら無敵だろ。
知恵を使わない努力なんて、凡人にやらせておきゃ良いんだ。
きっと、賢く努力した奴が時代を変えるんだよ　P126

・誰かと比べるのはやめろ。
自分も、比べられた人間も、幸せにならない　P128

・天才なんかじゃない。
皆、努力の仕方が人より上手いだけの優等生なの　P145

・負けるのはマイナスじゃない。
勝ち続けるより、負けを挟んだ方が、むしろ成長出来るさ　P146

＊ランニングをすると、
心を安定させるセロトニンと脳内麻薬のエンドルフィンが分泌される。
体力もつくし集中力も増すんだ。良いこと尽くめだろ　P147

・負けた後に重要なのは、同じ失敗を繰り返さないことだ　P148

・引きずらないことと反省しないことは、似て非なるものだ。
反省はするが引きずらない。それが真の冴えたやり方だ　P149

・勝負に絶対はない。努力は、準備は、裏切らないはずだ　P158

・界隈では誰もが知っている話でも、
関心がない人間の耳には入ってこない　P192

・運命なんて弱者の言い訳で強者の謙遜だ。
単なる「偶然」を「運命」なんて言葉に置き換えて、
目の前の現実を納得しようとする。
そんな人間にはなりたくない　P200

・楽しむというのは、最も素晴らしい勉強法の一つだ　P203

・心は簡単に壊れる。
信じていたものが虚構だったと気付いただけで、
身体ごと一瞬で振り回される　P210

・頑張っただけでは意味がない。
この世界では、結果がすべてだ　P210

・優しい人より強い人になりたかったです。
だけど、人間は持っているもので戦うしかなくて　P276

・時間は有限だろ（略）
後悔が残らないよう、やりたいことをやっておきたいんだよ　P283

・誰だって批判の言葉に晒されるのはきつい。
しかも、根も葉もない噂は、それが嘘だからこそ心に響く。
否定する場さえ与えられずに、ただ心が嬲られていく　P291

・数え切れないくらい失敗してきた。
結局、最後まで何者にもなれなかった　P329

・この世界に定められた未来なんて存在しない　P329

・時間を巻き戻すことは出来ない。
誰が笑っても、誰が泣いても、世界は平等に時間を進めていく　P344

・夢を追いかけるって、
嬉しいことの百倍、苦しいことが多いでしょ？　P349

・夢なんて誰かに強いられて追うものじゃない　P372

・絶対に負けたくないと思える相手がいること。
それは、きっと、とてつもなく幸せなことなのだ　P373