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ヨハクの旅

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2017年11月の記事一覧

社交辞令で終わらせない

社交辞令で終わらせない

心がけていることのひとつに『社交辞令で終わらせない』がある。

いつか遊びに行きます、と言ったら本当に行く。また来ます、と言ったらまた行く。それだけで予想外のご縁が実ることもある。

ある友人に地域の生産者さんを紹介したら、誠意のある対応をしてくれて、バイヤーとして商品を入荷してくれた。入荷後も、きちんと各生産者さんと繋がってやりとりをしてくれているので、生産者さんから何度もお礼の言葉をいただいた

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旅と複業の両立

旅と複業の両立

先日の5日間の福井旅のことを思い出している。本業のデザインのお仕事も営業しつつ、『つるし柿』という、今庄の名物を仕込む『複業』をするために、南越前町に滞在していた。

柿を「もぐ、剥く、燻す」。

実際に『複業』をしてみるまでは、正直簡単な作業だと思っていた。

柿は剪定しないと枝がどんどん上へ伸びていく。滑りやすい幹にハシゴを立てかけ、安全ベルトを装着して登り、竹竿で収穫するのだ。上を向いてばか

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世界の解像度

世界の解像度

多拠点生活の『拠点』について、全国に何箇所くらいあるんですか?と聞かれてカウントしているときに、ふと『拠点』の定義について考えてみた。

わたしにとっての拠点は、コワーキングスペースであり、カフェであり、居酒屋であり、友人の住む街。名前のついたコミュニティでないことが多い。

盛岡のシェアオフィスであり、釜石の好きなカフェであり、宇和島のみかん畑であり、松山の公園だったり。

県や市町村単位ではな

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伝えるために精度を上げる

伝えるために精度を上げる

『ヨハクデザイン』という屋号を掲げて、恐る恐る活動し始めてから2年と少し。twitterの名前を変え、全てのSNSアイコンを社名ロゴに統一し、今ではご挨拶すると時々「何か…たぶんロゴ見たことあります!」と言ってもらえることも増え、名前が育ってきたな〜!という感がある。

そうして名前はなんとなく知ってもらえていて、例えばtwitterで相互フォローの間柄だとしても、わたしが普段伝えたい働き方に対す

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成功体験を小さく積み重ねる

成功体験を小さく積み重ねる

100のナリワイを持つ、現代の百姓になりたいというところから、本業のデザイン以外に複業ブームがきている。

直接複業だけに関することでもないけど、こんな記事も書いた。

何かができるようになる、という成功体験を小さく積み重ねていくことは、安定した本業のクオリティを保てたり、そもそもの自分の軸を作るのに、必要なんじゃないかな。

小さなスキルを身に付けるたびに、世界の見え方が少しずつ変わっていく。う

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旅×デザイン×複業という暮らし

旅×デザイン×複業という暮らし

「旅するデザイナーです」と言っても、同業の方でさえ、具体的な仕事はイメージしづらいかもしれない。

旅と複業をしながらデザイナーとして働くのは、わたしの暮らしのほんの一部。例としてフライヤーをデザインする場合の、ざっくりした仕事の流れをご説明。

①企画(コンセプトメイキング)ターゲットや商品、市場動向などから、展開の方向を探る

②コピーライティングタイトルやリード文などはこちらで提案することも

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トランクひとつで生きていきたい

トランクひとつで生きていきたい

6日間の岩手旅から帰って来た。車にはキャリーバッグひとつと、大きめのかばんがひとつ。

生活にはそれだけで十分。自宅に置いてきたものは、なくても何も問題がないものなのだ。

旅先では調理はしないから、キッチンまわりのものは別にしておこう。シーズンオフの洋服も。

それでもこんな抱えられるものだけで、十分なんだ。

まずは残りの持ちものを全部並べて、いるものといらないものに分けたい。
いるかも、と惰

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テライヒロさんにチャットインタビューしてもらいました

テライヒロさんにチャットインタビューしてもらいました

ひとり旅をしていると、強制的に自分と向き合う時間が増える。特に長時間の運転。もやもやと考えているタイミングでテライヒロさんにチャットインタビューをしてもらった。

【#多拠点生活の会 インタビュー】何度も同じ場所に通うことで生まれる信頼を、結構大切にしています(ヨハクデザインさん)ヒロさんとは何度かお会いしていて、人の話を引き出すのが得意な方だというのは知っていたので、その手のひらに転がされにいこ

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旅するオフィス

旅するオフィス

旅先のオフィスを後にするとき。

なんだかとても淋しくなって、つい誰もいないオフィスを写真に撮ってしまったりする。
今の瞬間の気持ちを残したくなってしまう。

ここに三日間座ってたなぁ、となんとも言えない気持ちになる。

きっとまた来る、とは言いながらも、その『きっと』は『絶対』ではないから。

何かの理由でもう来なくなるかもしれない。

旅するオフィスは、いつもそんな気持ちを少しだけ孕んでい

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複数の居場所がわたしを救う

複数の居場所がわたしを救う

学生の頃から、いろんな女の子グループにつま先だけ所属して、ゆらゆらと渡りあるいていた。

ひとつのグループだけに関われなかったわたしは、なんとなくフワフワいいとこ取りして申し訳ないな〜という気持ちを抱えていた。

ただ、今になって思えば、複数の居場所があったからこそ、バランスが取れていたのかもしれない。関わるコミュニティを分散させることで、メリットとデメリットも分散する。

自由。話し相手

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搾取するひと

搾取するひと

地方に行くと、地元の人からご厚意で野菜などをいただくことがある。その状況で「無料で野菜をもらえた!ラッキー!」で終わるのはただ搾取する人。なりたいのはそのあとにつなぐ人。自分はなにが提供できるだろう?と考えることができる人。

例えばライドシェア。単純に移動を安くすることだけを目的にするのではなく、その空間・時間で、相手に何を与えられるか、共有できるかを考えられる人と一緒にいたい。

得ることは簡

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週末複業というカタチ

週末複業というカタチ

岩手県一関市では『週末複業』という働きかたを提唱している。「移住」でもなく「観光」でもなく、『今住んでいる場所から一関の企業・地域に関わる』人を増やすという、新しい取り組み。

普段の仕事と違う仕事をすることで、本業にもプラスになったり、掛け合わせることもできるのでは?という、今の移住定住を薦める地域とは、少し異なるアプローチで、二拠点コミュニティを持つことを提案。

複数のコミュニティに居場所を

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シェア岩手旅

シェア岩手旅

久しぶりに会った友人と、タイミングが合ったのでライドシェアして岩手へ。

20:30 三軒茶屋で合流
23:30 上河内SAで休憩
2:00 平泉着

いろいろ話しながらだと6時間はあっという間。
近すぎてびっくりした。

ライドシェアって、ただ移動を安く済ませるんじゃなくて、その時間を相手へのインタビューやビジネス相談時間にして、付加価値だと捉えれば、移動以上の価値が生まれる。

クリエイテ

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