世界の解像度
多拠点生活の『拠点』について、全国に何箇所くらいあるんですか?と聞かれてカウントしているときに、ふと『拠点』の定義について考えてみた。
わたしにとっての拠点は、コワーキングスペースであり、カフェであり、居酒屋であり、友人の住む街。名前のついたコミュニティでないことが多い。
盛岡のシェアオフィスであり、釜石の好きなカフェであり、宇和島のみかん畑であり、松山の公園だったり。
県や市町村単位ではない。街の解像度がとても高いのだ。
「多拠点生活、夢なんです。」
最近そういう声をよく聞くようになった。
夢への第一歩として、世界の解像度を上げてみるのはどうだろう。
好きなカフェで手帳を開いてみる。気になっていた公園のベンチで、やりたいことの棚卸しをしてみる。飛行機や車で遠くへ行かなくたって、自分がいる場所がオフィスだと思えば、どこでだって多拠点生活はできるのだ。
徒歩圏内から、少しずつエリアを広げていけば、いつか世界中がオフィスになるかもしれない。
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