モノを手放す・譲ることについて
急に寒くなり、衣替えの季節がやってきた。自分や子どもたちの服を整理すると、「もう着ない服」や「もう着れない服」が出てくる。
自分の服ならば、今年は出番がなかったな、来年も着ないかなと思う服たち。子ども服ならばサイズアウトした服たち。
ヨレヨレで着古したものは、素材によってはウエスにしたり、ありがとうございましたと思いながら処分している。
一方、まだ綺麗な状態な服はどうするか、服だけではなくモノをどう手放すかについて、わたしが考え、実践している方法をこの記事でまとめてみました。
【方法1】 知人に譲る
これが、最も手っ取り早い方法だろう。
これから着てもらえるかなという子どもがいる知人に譲る。
わたしも、知人や親戚からベビー用品や子ども服、おもちゃをいただいたことがある。ときには大量にいただいたことがあった。役に立つものもあったし、そのときは心から感謝していた。
しかし、問題があった。
子どもが気に入らない、趣味に合わない場合、ほとんどのアイテムは処分するしかなかった。処分も簡単ではない。
特におもちゃの場合、まだ遊べるかもしれない、せっかくもらったものだからと、捨てずに保管し続けているものもある。
この経験から、わたしは知人に一方的に譲ることをやめることにした。
以前は、「こんな服/モノあるけどいる?」と確認した時代もあった。しかし、知人である場合、本当は欲しくないけど「一応受け取ろうかな」という流れになるものである。
はっきりと「いらないよ!」と言える人なら問題ない。わたしはそのタイプではないのだ。同じようなタイプの方にとっては迷惑になっているかもしれない。
【方法2】 フリマを利用する
フリマといえばメルカリが有名である。
人に譲る場合と異なり、こちらは欲しい人に直接譲るという点が良いところだ。これは、人にとってもモノにとってもハッピーなことだ。
しかし、結構手間がかかる。
メルカリに出品する場合、以下の工程がある。
商品の写真を撮る
商品写真を登録する
商品名と説明を入力する
配送について設定する
販売価格を設定する
「出品する」をタッチする
1の撮影も、売れるように綺麗に撮らなければならないし、まあ時間がかかる。そして、3の説明だ。これがまた結構時間がかかる。テンプレートがあるものの、商品のウェブサイトも確認して引用したり、結構手間がかかる工程だ。
そして、売れた後の手続きは以下の通りである。
購入者とコメントのやり取りをする
商品の梱包をする
郵便局に商品を持っていく
取引画面で2次元コードを生成する
郵便局にある専用プリンタ「ゆうプリタッチ」で2次元コードを読み取る
送り状が発行される
窓口に送り状と荷物を持ち込み、発送手続きを行う
商品の梱包はアイテムによって時間がかかる。郵便局に行くというハードルを超えればあとはスムーズだ。匿名で発送できるというのは素晴らしいシステムだと思う。
大型商品の場合は、自治体のフリマサービスも利用している。欲しい人が近隣のため、特定の場所で交換したり、取りに来ていただけるため、発送する手間が省けてとても便利である。
【方法3】 寄付をする
わたしはECO Tradingサービスを利用して、時おり寄付を行っている。
このサービスの発送方法はとても簡単である。
段ボール箱や袋に詰める。(種類はなんでも良い)
送り状を用意する。
コンビニなどに持参して発送手配する。
事前連絡が不要なため、まとまった物品が出てきたときに段ボールに詰めて簡単に発送できる点がとても便利だ。持ち込みも可能だが、わたしは遠方のため発送を選んでいる。
取り扱い品目は幅広いが、東南アジア諸国に主に送られるため、服は夏服のみである。わたしはこれまでにぬいぐるみや食器も送ったことがある。
このサービスで安心している点は、「ご報告」というページで届いた段ボールの写真が日々掲載されていることだ。
また、このサービスのホームページには、送ったアイテムがどのように活用されているかについての情報が記載されているので、安心して利用している。送った物品が必要な人々に届けられている様子を知ることができ、信頼感を持って利用できると感じている。
譲るときに気をつけていること
フリマを利用するときも、ECO Tradingで寄付するときも気をつけていることが2つある。
元々綺麗な状態のものだけを譲ることにしているが、さらに綺麗に洗ってから送るようにしている。
受け取る側が開梱したときに取り出しやすいように、段ボールに詰める際もできるだけ丁寧に詰め込んでいる。
以前、大量にベビー用品や子ども服、おもちゃをいただいた際、仕分けが大変だった。中にはヨレヨレのモノも含まれていたりして、困ったこともあった。この経験から、送る際には、受け取った方の立場を考えるようになった。
自分が不要になったモノを必要な人に気持ちよく届けることで、人もモノも幸せになれると思う。
モノを手放す・譲ることは、単なるモノのやり取りではなく、お互いの幸せをつなぐ行為なのなもしれない。大袈裟だけどそんな風にも感じている。
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