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YOHAKU -余白-

プロバスケットボール選手 寺嶋良が綴る日々のコラム。 忙しい日常の中に、ちょっとした余白をお届けします。 月2回以上、不定期配信。バスケットのことだけではなく、ここでしか綴らな…
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2024年4月の記事一覧

31 コンビニ

31 コンビニ

コンビニは本当に便利で、引っ越すときの条件としてコンビニの近さは譲れない。

今住んでいるマンションも、コンビニまで徒歩1分くらいで、頻繁にコンビニには行っている。

幼い頃、家族で夜の散歩をするのが恒例であり、食後に家族4人で散歩をした帰りにコンビニで好きなお菓子やアイスを買ってもらっていた。

だから今でも深夜にコンビニに行くのが好きで、たまに執筆をしているときに気分転換でコンビニに行くことが

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30 『世界丸見え症候群』

30 『世界丸見え症候群』

日曜日の夕方から夜になると、学校や会社に行きたくない、なんとなく憂鬱な気持ちになることは少なくない。
ちょうどサザエさんが始まる時刻と重なることから「サザエさん症候群」と呼ばれているそうだ。(医学的な病名ではない)

読者の中にも、共感できる人は多いのではないだろうか。

28 hummel 新テラシーコラボ

28 hummel 新テラシーコラボ

先日、個人のスポンサーをしていただいているスポーツアパレル hummelの担当者が広島にきてくれて、新商品の打ち合わせと撮影をした。

昨年の夏に、僕とhummelのコラボ服が発売されたのだが、好評だったようで今年の夏服の発売も決定した。

27 1+1=3

27 1+1=3

『1+1=3』という数字を見て、間違えていると思う人は多いはず。

でも、世の中には1と1を足しても2にはならないものがあるように感じる。

こんなことを言っていると変な人だと疑われるかもしれないので、僕はこれまで誰にも言ってこなかったし、書いてもこなかった。

しかし今回、変な人だと思われることを覚悟して、その理論について綴っていこうと思う。

ただ、これから書くことは、理解できても自分の言葉に

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26 武藤さん

26 武藤さん

先日、「オッペンハイマー」という映画を見に行ってきた。

主人公の天才科学者のオッペンハイマーの成功と没落を描いた作品である。

この映画にはアインシュタインをはじめとするさまざまな発明家が登場するのだが、僕は彼らと肩を並べる発明家を知っている。

25 偶然

25 偶然

銀行に行った帰りに、タリーズで本を読んだりパソコンでコラムを書いたりしていた。

2時間ほど経った頃だろうか。
少し飽きてきたので、本もパソコンも閉じて、床から天井までガラス張りの窓から、下を歩いている人たちを覗き見ていた。

24 あるある探検隊

24 あるある探検隊

小学生のとき、「あるある探検隊」が流行った。
レギュラーという芸人さんの代表的なネタで、「ハイ、ハイ、ハイハイハイ!」とリズミカルな言葉かけから始まり、行進のポーズをとりながら「あるある探検隊!」を連呼する。
世の中に存在するあるあるを探していくのだが、その共感性の高い内容と単純な反復が頭から離れない人が続出していた。
現に僕も、友達と連呼して笑い合っていた記憶がある。

あれから長い月日が経過し

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23 轍学(後編)

23 轍学(後編)

前回(昨日)の投稿の続き。

目次には24のルールが書かれているのだが、この一つ一つに目を通していくと、それぞれのタイトルからイメージが湧いてくる。

湧いてくるというより、その瞬間が蘇るという方が適しているのかもしれない。

要するに、このルールは僕もすぐ傍で見てきたルールであり、それが言語化されているのである。

目次を読んだだけでその姿や行動がありありと蘇ってきたことからも、この24のルール

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22 轍学(前編)

22 轍学(前編)

4月19日にチームの先輩である朝山さんの哲学書が出版された。

これまで僕は、雑誌のコラム連載や書評、図書館で200人以上を前にした講演など、さまざまな本にまつわるお仕事をいただいてきた。

そしてこの度、本作品の解説と帯を書かせていただくことになった。

著者の坂上俊次さんは中国放送のアナウンサーで、図書館の講演会で一緒にお仕事をさせていただいたり、オフシーズンには本にまつわるお話をつまみにお酒

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21 なんも言えねえ

21 なんも言えねえ

リハビリの一環として、市民プールで1000メートルを泳いでいる。

今日も、いつものようにゆっくりと泳いでいた。

20 ケセラセラ

20 ケセラセラ

ケセラセラという言葉をご存知だろうか。

「なるようになる」という意味のスペイン語である。

音の響きや意味合いが優しくて好きな言葉の一つだ。

19 スペースシャトル法

19 スペースシャトル法

幼い頃から僕は荷物を持つことに抵抗があった。

遊びにいくときは必ず手ぶらだったし、両手を塞がれたくないのでなんでも服のポケットに詰め込んで遊びに行っていた。

ポケットからなんでも出てくるので、友人からはドラえもんと呼ばれたこともあった。

18 ダブルブッキング

18 ダブルブッキング

偏頭痛持ちの僕は、定期的にヘッドスパに通うようにしている。

初めてヘッドスパの施術を受けたのは確か2年前の冬。
まだ広島に移り住んでまもない頃だった。