見出し画像

vedaの語源は『知る』を意味するヴィド
知識、智慧のこと。

人生の取扱説明書のように、困った時は
すべてアーユルヴェーダとヨガの哲学が導いてくれる。

今日は【カルマ】についての、お話。
ジャイナ教の信奉者は、アヒンサー(非暴力)のために
自分が通る道に小さな虫がいるかもしれないと、踏み潰さないように柔らかいほうきで掃きながら歩く。

カルマの一般的な意味は行為
具体的に言うと意思や意味のある行為。

本能的に何かをやるとしても、ある程度の無意識の意図がある。

カルマは3種類あるといわれる。
心と思考によって作られる『』のカルマ
話すことで作られる『』のカルマ
そして体の動きによって作られる『』のカルマ

この3種類のうち、心が最も多くのカルマを作る。
人は行動する前に、そうしようと心に決め、体による行動に繋がらない考えも沢山持っている。

さらにそれをポジティブ(有益で良い行い)か(有害で悪い行い)かに分類される。

では、良い悪いの判断基準はどこにあるでしょうか。
悪いカルマは、殺す、盗む、性的不品行を働く
嘘をつく、他人を傷つけたり争わせたりする言葉
罵り、無益な噂話、むやみに欲しがる、人に悪意を持つ間違った見方をするetc...


良いカルマは、命を守る、他人に施す、責任ある性的行動をする、本当のことを言う、他人を和解させて仲良くさせる、気持ちよく話す、有益で意味のある会話をする、持っているものに満足する、他人に親切にするetc...

こんなこと言われなくても、わかる!
なんて当たり前のこと言ってるの?
と、思ったよね。

そうなんです。みんな頭では理解してるのに、
どうしても欲に流されたり
カラダやココロに悪いことを選んでしまうんだよね。

それは、なぜ??
悪いカルマをあおるもの↓
無知、錯覚、願望、貪欲、愛着、反感、憎悪、怒り
仏教ではこれらを(三毒)と呼ばれる、
そのココロの作用に振り回されているのだ。
サーカス団が動物に芸を仕込むように
私たちも、ココロをコントロールできるように
クセづけてあげる必要があるのだ。

時には、これは善いこと?悪いこと?と
迷うことがあるでしょう。
それは多角的に、物事を捉える目が養われている証拠なのでgood!

黒と白のカルマがある。
それは一部が有害で一部がそうでない行為のこと。
『例えば誰かの気持ちを傷つけないために嘘をつく』
意図は善ですが、行為が不善なので
カルマの結果は苦楽が混じったものになるでしょう。

善行為は預金。
悪行為は借金。

毎日の選択の積み重ねで、私たちの人生が構成されて、その私たち一人一人が社会を作る。

個人のカルマだけでなく、集団のカルマによっても社会や地球環境などに影響を及ぼす。

私たちは互いに隔離されて生きてるわけではなく、家族など小さなコミュニティの中で協力し合いながら生活しているのだ。


自分の利益を考えるだけでなく
タバコ会社や有害廃棄物を出す会社の株主ではなく倫理的投資が大切だよね。

投資するほど資本がない人も、買い物を投票という意味のある社会活動と考えて。
どこの企業を応援したいか(地球環境の事を考えてる?消費者の健康を大切にしてる?労働環境が劣悪ではない?)
お店や商品を選ぶことも善いカルマへと、つながるよ。

あなたの仕事は、倫理にかなっていますか?
『いいえ』の場合、あなたは仕事を変えたいと思うほどそのことでココロが痛みますか?

あなたの仕事の本質は何でしょう。
もっと人を思いやる役割を果たしたいと思いますか?
現在の仕事はカルマの観点からは、悪いカルマを作ることはないと言い切れますか?

もちろん高い給料や、長い休暇など気に入っている事を諦める必要があるかもしれません。
しかし仕事をしていて、幸せでしょうか?

たいていの人は人生の大部分を仕事に費やします、職業の選択は、仕事への満足度、労働条件、雇用の観点など色々な意味で重要だよね。

もし、早急にカルマの浄化をしたいならば
他人を大事にするイメージ瞑想

がオススメだよ。
自己愛の解毒、他人への思いやりを育むことができるし
定期的に実践することで、あなたの思考、行動も変わっていく。
どれだけ自分と他人が対等か考え、生きとし生けるものは幸福を望み、苦難を避けたがっている。

姿勢を正して、深い呼吸を繰り返す。
わずかばかりの自分の苦しみに比べて、他人の苦しみはとても大きいと考えましょう。
その苦しみを取り除く努力をしようと、自分に言い聞かせ、優しく閉じた目の中で
彼らの苦難が黒い煙となり溶けてなくなるのをイメージしましょう。
他人の幸福を高めようとしたことを、ただ感じて下さい。

#イメージ #瞑想 #カルマ #ダルマ #ヨガ #ヨガインストラクター #yoga
#コラム #日記 #浄化 #アーユルヴェーダ

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?