彼岸花ところ変われば・・・

１０月になり、暑さが和らいできました。お彼岸に咲く彼岸花も、今満開を通り過ぎもう終盤。

多賀そばの白い花と彼岸花のコントラストが美しいと、ローカルニュースにもなりました。
Instagramで美しい写真が投稿されて、彼岸花群生地がちょっとした写真スポットになり始めたのはここ数年の事。

先日稲刈り後に、ちょっと子どもの頃を思い出して、彼岸花でネックレスって作ったよね・・・と話したところ、
ええ・・・？？
とびっくりされてしまいました。

彼岸花に触るのはタブー

彼岸花を摘んで持ち帰ろうもんなら、おばあちゃんに「火事になる！！」ってめちゃくちゃ叱られたそうです。
触ることすら、躊躇われる植物だそうです。
確かに、多賀町で聞き取り調査の時に、彼岸花は持ち帰ったらあかん。火事になるって言われてる。と、よく聞きます。

だから、写真を撮るのも、なんか悪いことのような気がしていたそうで、今まで写真も撮ったことが無かったそうです。
Instagramで映える写真が、どんどん投稿されているのを見ていて、大丈夫？？と違和感を持って見ていたとのこと。

そんなことを知らずに
「彼岸花でネックレス作ってあそばなかった？」と言いながら、
ポキンと折って、根本から1～2㎝間隔でパキっと折っては皮をシュ～っとつなげている私を見て、「ありえへん行為」と、めちゃくちゃびっくりしたそうです。

軽い気持ちで、ネックレスを作りましたが・・・。
めちゃくちゃ驚かれ、私も反対にビックリしてしまいました。
子どもの頃は、この彼岸花のネックレスの残骸がよく通学路に落ちていました。そういえば、多賀町に越して来てから、ネックレスが通学路に落ちている所は見たことがないかも・・・。

有毒植物と言うのは子どもの頃から知っていましたが・・・、そこまで忌み嫌われる文化は無かったので、所変わればで逆に大変びっくりした出来事でした。