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「バナナ事変」と「スピッツ」

「バナナだいきらーい。」

は?

きのうの朝、ムシャムシャ食べてたよね?
幻覚か?いーや、父さんは見た、確かに見たぞ!
じっちゃんの名にかけて!

おい、そこのネコ!お前も見てたろう?
なんとか言ってやってくれよ!なあ!

ネコ「、、、クァ。」
(眠そうに眉毛を掻いて目をつむる。)

クァ。じゃない!寝るなッ!
ネコらしくニャンとか言ってみろ!!

何てこった。藪から棒に何を言い出すんだ、まったく。は。もしや熱でもあるのか?ほれっオデコだしてみなさい!、、、ピ。うん、平熱だ。

熱っぽいのは父さんひとりか。ヨシ。

しかし。うーむ。困った。
あいにく今朝は、ほかにフルーツはないぞぉ、、、



はい。

5〜6才の子どもには、よくある。よくあることです。なんの前触れもなく自分ルールみたいなモノが発動されて、突然、真逆のことを言い出すのです。

それは「スピッツとか好きよ」みたいな感じのナチュラル穏やか系のガールフレンドが、ある日、豹変して「スリップノットしか勝たん」とか言い出すくらいの衝撃があります。


そんな悲劇とも呼べる「バナナ事変」が起きた時におすすめのレシピがあるのです。それが、、、

『バナナシェイク』

ハンドブレンダーを使って、ちぎったバナナに牛乳を加えて撹拌するだけなのですが、なかなかどうして。ちゃんとバナナシェイクになるのです。

分量はバナナと牛乳1:1くらいでしょうか。目分量で大丈夫。これを子どもの前にスッと差し出せば、アラ不思議。

「おいしーい!バナナだーいすきっ!!ヒッピハッピシェイク!」

と、あっさり前言撤回。わき目もふらず飲み干してくれます。その姿を見るためならばブレンダーを洗う手間など、へのつっぱりにもなりません。楽勝です。

余った分は大人が飲んでしまいましょう。朝ごはんにぴったりな上、二日酔いの朝にも大変結構。

ぜひお試しください。


それでは、また明日。

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