見出し画像

「移動」考えたことないでしょ?

昨日 CX DIVEというCXのイベントに参加しました。モビリティのセッション講演で、小田急電鉄とかJapanTaxiとかTOYOTAとかの社員さんが言ってたことに感動したので、是非読んでほしいです。


自社の売り上げ・イメージに留まらない、「移動×〇〇」を大切にしている業界ならではの言葉たち———。


------------------------------------------------

小田急電鉄


「色々なモビリティを他のプレイヤー(他者)と共創しながら価値提供していきたい。移動を楽しめる社会にしたい。」

「電車に留まらず駅から車いすを配車したりしている。それは日本のきめ細かの強み。海外のUberとか勢いがあるけど、ここは負けないですね。」


JapanTaxi

「タクシーの配車サービスを手がけているけれど、付加価値をつけています。QR決済や経費精算が楽になるように経費に紐づけられる他社のサービスと連携しています。」


TOYOTA

「製造というイメージがあると思いますが、2030未来プロジェクトを中心に モビリティカンパニーになりたいと思っています。車離れが起きているので車業界の転換期ですね。」

「TOYOTAの中部地方あたりの人は当初から働いている高齢の人も働いているので、そういった人たちと話していると共通言語が古いんです。だから私たちは言葉に対して繊細です。言葉ってイメージや意識に大きく作用しますから。

TOYOTAはお客様視点ではなく「全ての生活者視点」と言います。お客様だけだと数が限られてしまいますし、やはり生活者視点を大事にすれば売る行為だけではなくその土地に住む人の事も考えられるようになります。すべての人の移動の自由を他社と協力して、共創主義で頑張りたいです。」



------------------------------------------------

セッションの統括

「人間って足がついているから、やはり自分で歩いて何処かに行きたいという本能的欲求はなくならないと思います。富士山に登る人がいるのはそういうことです。だから、競合のVRや高齢化の問題の抱えながらも、移動を支えることで、人々の生活を生き生きさせたいです。」

感想

まず「人間って足がついている限り」という言葉に深く考えさせられましたね。なぜなら最近は歩く距離が減って、みんな乗り物に乗りますから。

モビリティの話は大学のメディア論とかでも軽く触れますが、「足」も人間のメディアなんです。A地点とB地点を結ぶメディアの原点は足です。

だから、まさかこういったモビリティ業界の方々からこのような話が出てくるとは思っていませんでした。「移動を盛んにしたい」「旅を楽しませたい」「よいサービスを提供したい」の時代は完全に終わり。今は「人を移動させてそこに付加価値を提供したい」そこに向かう移行期間だと感じました。

人間の本能的欲求をサポートするためのモビリティ業界の姿勢———。また、モビリティにとどまらず、着いた先の町づくりにも貢献している取り組み———。

今回は車や鉄道が中心でしたが、エアラインや船、サイクリングなども関わるのかな?と疑問に思いました。この業界、とても面白い。


ご友人の方にシェア・コメント等、大歓迎です。励みになりますので、どうぞよろしくお願いいたします!

#CXDIVE #モビリティ #移動 #車 #タクシー #電車 #エアライン #CX #顧客体験 #イベント #テクノロジー

外資系専門商社でBtoB, BtoG営業をしています。さまざまな社会問題や身の回りに起きた出来事を発信しています。「新しいモノ・コトで人々の生活を豊かにする」