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医療系学生の可能性を広げるコミュニティ、メディア10選

医療系学生は時間がない。

授業は基本全て必修フルコマだし、実習は何時に終わるかわからない。その上、テストは過酷で、部活やバイトもするともう自分の時間はない。

時間がなくても、僕は、医学以外の世界も知ってみたいとずっと思っていました。ただどこ行けば何見ればいいかわからないから、いろんなメディアやコミュニティに顔を出し続けました。初めは医療系の学生団体、そこから医療以外の学生団体や医療以外のコミュニティにも少し足を運ぶように。その結果、僕なりの素敵なコミュニティやメディアが見つかりました。僕以外の医療系学生の皆もそこできっとなにか気づきを得るはず。いろいろなことを知った上で、自分の人生を選択できる人が少しでも多くなるといいなと思います。

ちなみに学生団体は各大学の活動的な学生から辿り着けると思うので、入れていません。学生団体などの医療系学生のためのコミュニティについては、こちらのマッピングに関する記事からご覧ください。

医療と関係の深いテーマ・少し離れたテーマなど、9つのテーマで、14個のメディアとコミュニティを選びました。(いいコミュニティありすぎて、増えました。10選とか言ってたのは忘れてください笑)

①医療政策・医療経済を知りたい
②地域を知りたい
③介護・マイノリティを知りたい
④政治・経済を知りたい
⑤社会課題を知りたい
⑥他の分野で頑張っている人を知りたい
⑦起業したい
⑧留学したい
⑨医療者になるための基礎を身につけたい


医療政策・医療経済を知りたい

医療政策学×医療経済学(津川先生ブログ)
 今年話題のビジネス書になった「原因と結果の経済学」の著者であるUCLA助教の津川友介先生が、医療政策・医療経済をエビデンスに基づいて解説しているブログです。医療費はなぜ増えるのかといった基礎となることから、話題の受動喫煙問題まで、データに基づいた最新の知見と津川先生の考察がわかります。全体から医療を見たい人は必読です。


山本雄士ゼミ(東京都、全国各地出張ゼミあり)
 日本人医師初のハーバードMBA(経営学修士)を取られた山本雄士先生が、ハーバードビジネススクールで実際に使われているケースを使って、皆で医療の質・コスト・アクセス、医療経営、マネジメントなどのディスカッションを行う公開ゼミです。なぜ?を突き詰めるディスカッションから医療の本質を見抜く力が養われていくはず。近年は、東京のみならず全国各地で行っています。ぜひ参加してみてはいかがでしょうか。


地域を知りたい

コミュニティナース(島根県雲南市から全国へ)
 地域を健康にするナース「コミュニティナース」。活動を進める看護師矢田明子さんが自らの父を発見の遅れから癌で亡くされた経験から、より住民に近い場所で医療を展開する必要があると考えられて、始めたプロジェクト。今は保健師のみならず、訪問看護、地域おこし協力隊、起業、古民家リノベーション、ガソリンスタンドとのコラボなど、様々な形で日常にいる看護師を沢山育成されています。地域に根ざす新しい医療者の形は見ておいていいと思います。全国各地にいるコミュニティナースの見学は常時受け付けています。


モバイル屋台DE健康カフェ(東京都谷根千エリア)
 地域で屋台を引いてコーヒーを配っている人は、話を聞いていると医者だった。そんな偶然の出会いから医療者を地域に当たり前にいる存在にしていくプロジェクト。東京大学の谷根千まちばの健康プロジェクト(まちけん)の一つとして行われています。まちけんは映画やダンス、銭湯など面白い、楽しいコンテンツに参加しているうちに健康になっていた、そんな街を作っています。私も参加しております。月2くらいでイベントを行っていますので、見学に来ていただければ幸いです。

モバイル屋台de健康カフェin豊岡(兵庫県豊岡市)



介護・マイノリティを知りたい

HEISEI KAIGO LEADERS(東京都)
 団塊の世代が後期高齢者になる2025年に大都市圏の医療・介護需要は最大になります。ただまだまだ介護は人材の量も質も準備できていない。そこで、HEISEI KAIGO LEADERSは、「2025年の介護のリーダーは日本のリーダーになる」のビジョンのもと、介護リーダーの経験から自分のこれからの一歩を考えるPRESENTと自分の想いを形にするMYPROJECTを行っています。知っているようで知らない介護。僕もスタッフをしています。ぜひ一度イベントに足を運んでみませんか?



soar(東京都)
 人の可能性を広げるメディア”soar”。僕が一番好きなメディアです。LGBT、介護、障がい、病気、居場所、家族のあり方。たとえマイノリティだとしても、懸命に頑張っている人にスポットを当てる暖かいメディアです。記事を読んでいると、その人へ共感を超えた感情が生まれてきて、メディアを通しているはずなのに、目の前にいるような錯覚を受けます。その人と溶けていくような感覚から自分ごとになり、勇気をもらえるメディアです。月に1回、記事になった方をお呼びしてのイベントも開催しています。



政治・経済を知りたい

Newspicks
 ニュースがSNSになる。なんのことかと思われるかもしません。Newspicksは様々なニュースに堀江貴文さん、落合陽一さんrら専門家がコメントするニュースサイト。話題のニュースを専門家はどう考えているのかわかる一歩先を行くメディアです。コメント欄ではSNSのような意見交換がなされ、自分のコメントに意見がもらえることもあり、インプットとアウトプットから学びが深まります。そこからオフ会に発展することも!またオリジナル記事のコンテンツもむちゃくちゃいい。無料でも使えますが、学生はオリジナル記事や検索機能が開放される会員になるのがオススメ。月500円です。あと、僕は医療・介護のリアルのおすすめピッカーしてるのでフォローしていただけると嬉しいです。


社会課題を知りたい

リディラバ
 社会課題をツアーするリディラバ。過疎、JKビジネス、精神障害、LGBTなどの社会課題の現場を見るツアーを企画しています。二次情報だけで物事を語っているのと、一次情報である現場を見るのとでは理解、納得、共感、全てにおいて圧倒的に違います。本質的な課題を絶対に現場にある。そう信じて僕もなるべく現場に足を運ぶようにしました。その手助けをしてくれるリディラバを使ってみるのもありだと思います。



他の分野で頑張っている人を知りたい

G1カレッジ
 10年、20年後の日本のリーダーである大学生が、既に活躍する日本、世界のリーダーと共に日本が直面する課題に取り組むカンファレンス。ビジネス、アカデミック、スポーツ、文化と多様な学生が集まるだけで、価値がある!他分野の同世代が何を考えて、どう行動しているか、きっと新しい発見があるはず。G1で会った人とはその後も会ったり、一緒にアクションを起こしたりすること!G1コミュニティ、素敵ですよ。選考はありますが、毎年1回東京のグロービス経営大学院で開催しています。ぜひ応募してみては。



よんなな医学会
 「医学生は6年間も学生生活があるのに、医師になる以外の選択肢を考えもせずに選んでいることが多い、医学生にはもっと可能性がある!」という危機感を持った総務官僚の脇雅昭さんが医療系学生と他の分野の人と話す機会を作ったイベント。様々な価値観やキャリアに触れて自分を考え直すきっかけになるかもしれません。最近は開催されてませんが、親団体のよんなな会はスポーツ、地方などいろんなジャンルでよんなな会が開催されています。


起業したい

MAKERS UNIVERSITY(NPO法人ETIC.)
 今や起業したいと言ったら色々な人が協力してくれる時代。社会起業、ソーシャルグッドという点ではやはりETICではないでしょうか。病児保育の駒崎弘樹さん、カタリバの今村久美さんら多くの社会起業家を育成しています。その学生版プログラムが数年前にでき、選考を経て、プログラムをすべて無料で受けることができます。地方の学生も参加できるプログラム。よければ考えてみてはどうでしょうか。僕もあと数年、学生生活があれば参加したい!


留学したい

トビタテ!留学JAPAN(文部科学省)
 今や留学を国が支援してくれる時代に。自分が好きな国で好きな事をする学生を全力で応援してくれる文部科学省のプログラム。医学生でも参加している人が多くいます。大学が決める決まり切ったプログラムでなく、自分で計画して留学することができます。



医療者になるための基礎を身につけたい

徳田闘魂道場へようこそ!(Podcast)
 堀江貴文さんとのピロリ菌プロジェクトで1500万円のクラウドファンディングを成功させ、Choosing wiselyキャンペーン学生代表や株式会社MedFeedの代表取締役も務める医学生の荘子万能くんと総合診療界隈で名前を聞いたことのない医師はいない徳田安春先生が毎回ゲストをお呼びして、医療について好き勝手しゃべるPodcastです。荘子君の鋭い質問と徳田先生の医療者のあり方、生き方などの格言をもらえます。この番組に限らず、Podcastは、車の運転中や移動中など、ながら聴きできるのがオススメです。

EBM-TOKYO(東京都)
 もはや医療をする際にEvidence based Medicine(根拠に基づいた医療)は無視してはいけない存在になりました。その検査、その治療がどのようなエビデンスに基づいているのか、最新の論文・ガイドラインを正しく読めなければ良い医療は行えません。WELQ問題以降、医療情報の発信にさえもEBMの知識がなければいけない時代です。ただ誤解が多いのも事実。エビデンス=EBMではありません。その答えは、EBM-TOKYOのイベントに行って勉強してみてください。学生版のpES-clubは月1回東京でゼミとして行っています。主宰の南郷栄秀先生のブログもEBMの知識満載です。それぞれ、参加を検討してみてはいかがでしょうか。

The SPELL(南郷栄秀先生ブログ)


この記事がそれぞれの可能性を広げるきっかけになれば幸いです。

(photo by hiroki yoshitomi

(反響があれば、第2弾も作りたいなーと思ったりもしてます……まだまだ紹介したいコミュニティ、メディアありすぎる!)

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研修医です。兵庫県豊岡市で屋台やらまち歩きやらしながら、新しい医療×まちづくりを模索しています。ご連絡は各種SNSのDM/メッセージかmorimon1254@gmail.com からどうぞ。
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