キャスティング屋が選ぶ「2019年下半期 気になった人50」
皆さんこんにちは。キャスティングの森正です。
今期も懲りずに独断と偏見でセレクトさせていただきました。
改めて自己紹介ですが、私は広告・PRを中心にキャスティングをやらせてもらっています。2011年に新卒で広告キャスティング専門会社に入社。その後ブランクを挟みつつも、複数のキャスティング会社に在籍して広告キャスティングのイロハを学びました。2017年からは"ひとり総合キャスティング・エージェンシー"を標榜し、文字通り一人でキャスティング会社をやっております。
映画やドラマのキャスティングもあるなか、なぜ広告のキャスティングをやってきたのかと言うと、やっぱり課題解決がしたいからなんですよね。
クライアントの課題を読み込みつつ、それを世の中の文脈／エンタメの文脈に照らし合わせて、演者のアサインという形で解決の一助を担う。
この"一助"というのがポイントというか、歯痒いところでもあって、実際私が関わるのは広告制作のほんの一部分です。立場上、プロモーション全体の企画に関わることはほとんどなく、個別の広告表現（絵コンテ）に落とし込まれた段階から動き始めるのが普通です。広告主企業を頂点とする商流から見れば、下流にいることは間違いありません。なので全然エラソーなことを言えるポジションじゃないですし、ゼロイチの仕事でもないから別にクリエイティブって感じでもない。
ただ。逆の見方をすると、キャスティング屋は一番視聴者に近いところにいるとも言えます。広告を見て、その背後にある課題や戦略に考えを巡らす人は少数派なわけで、普通は誰が広告に出てるかとか、あの広告に出てるタレントが好きだとか、そういう話になりますよね。大胆に言うならば、広告が人の心の琴線に触れる、その最前線にキャスティングがあるのだと。
だからこそ、映画・ドラマ・舞台・雑誌・SNSなどなど、あらゆるメディア・あらゆるエンタメにどっぷり浸かり、"究極のミーハー"になることが、キャスティング屋がより良い広告づくりに携わる上で大切なことだと考えています。時代の渦に身を投じ、世の空気を肌で感じ取る。今後も自分の主観を大切に、広告を、芸能を、眺めていければと思います。
さて長くなりましたが、本シリーズに関する恒例の説明をさせてください。
◯2019年7月1日から12月31日までにEvernoteにクリップした174記事を軸に、主に話題性・将来性・インパクトの3点を考慮してセレクト。この半年間で鑑賞した舞台・ライブ・イベント等の出演者、その他弊社案件で実際にキャスティングをさせていただいた方々なども含まれています。
◯また、私は広告映像やPRのキャスティング屋なので、"広告・PRに起用できる人材かどうか／広告・PRに起用したときに面白いかどうか"という視点も多分に入り込んでおります。
◯こちらも毎回のアテンションですが、私は若いエンタメ人材の成長と成功をアシストするためにキャスティング屋をやっている節があります。情報収集の上でも「次に誰が来るのか？」に最も重きを置いているので、恐らくほとんどの人が"誰これ？"という感じの人だと思います。あらかじめご了承くださいませ。
過去の「気になった人」まとめは以下をご覧ください↓
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＜女優編＞
森田望智
・「全裸監督」のヒロインを演じ話題に。ほんとすごかった。
鶴嶋乃愛
・こちらは「仮面ライダーゼロワン」のヒロイン。同作が女優デビュー作とのこと。秘書型AIロボットという特殊な役どころもあって注目されてます。
田鍋梨々花
・すでに過去の「気になった人」シリーズで取り上げてましたが、ドラマ「死役所」での演技にグッと来て再セレクトさせていただきました。2020年はもっと伸びてほしい。
愛わなび
・ミスSNS 2019準グランプリ。舞台「転校生」での演技が一際輝いてました。懐っこい感じが好き。
河合優実
・オダギリジョーさん擁する鈍牛倶楽部の若手女優。今年出会った人の中では一番バケモノ的な素質を持っていたと思う。オーケストラ・コマンドーの舞台での伸びやかな演技がすごく印象的でした。（カバー画像も同作品のビジュアルを拝借しました）
鈴木ゆうか
・11月に初めてノンノのカバーガールに。ノンノモデルの活動でファンもきちんと付いてきてるだろうし、2020年はもっと飛躍すると思う・・・！
秋田汐梨
・映画「惡の華」「賭ケグルイ」、ドラマ「3年A組」など話題作への出演が相次いでいるネクストブレークガール。葵わかな・永野芽郁あたりに続くスターダストプロモーションの朝ドラ系譜を継ぎそうな予感もある。
西田圭李
汐谷友希
・こちらの二人はまだ目立った出演作はないものの、ただただ写真や動画で気になってしまった子たち。偶然どちらもスターダストプロモーション所属でした。特に西田さん特徴あって気になる。
大村のえみ
・4代目ポカリガール。雑誌「POPEYE」の表紙になってて更に気になる存在に。
増田樹乃
・乃木坂さんの番組にチラッと出てて気になったミュージカル大好き女優。キャラが良かった。
＜俳優編＞
高橋文哉
・先述の「仮面ライダーゼロワン」の主人公。昨年オオカミくんシリーズに出演。そのあたりからグイっと注目度が上がっていった印象があります。
YOSHI
・すでにファッションの文脈ではグローバルな活躍が目立っていましたが、ついに国内のTVCMにも出演するようになりました。とにかくインスタがおしゃれすぎて毎日見てる。
前原 滉
・「まんぷく」「いだてん」など話題のNHKドラマに相次いで出演。若手演技派バイプレイヤーとして頭角を現しつつある。
後藤剛範
・「全裸監督」のラグビー、といえばおわかりでしょう。後藤さんが所属する劇団の公演もめっちゃ良かった。
松下洸平
・「スカーレット」で戸田恵梨香さんの夫役を演じています。恐らくネクスト塩顔イケメン俳優的な文脈でこれからもっと人気出る気が。
＜モデル編＞
サクラ・キルシュ
世良マリカ
・今年注目を集めた美少女ハーフモデルのお二人
葵プリズム
・世界初のバーチャルギャル。ちょっと前に話題になったCG女子高生のSayaを思い出しました。
土屋炎伽
・2019ミス・ジャパンのグランプリ。土屋太鳳さんのお姉さんですね。
野村大貴
・こちらは沢村一樹の息子さん。新メンズノンノモデルに選ばれました。
木村なつみ
・自身が立ち上げたブランドのプロデューサー兼クリエイターも務めるインフルエンサー。ティーン受けがすごいとな。演技もやるそうなので、これからもっとマルチな活躍が期待できそう。田中芽衣ちゃんとかが同ポジな感じかな。芽衣ちゃんも自分でブランドやりつつ、モデル・女優やってます。
真仲ひかり
・弊社案件でお呼びして気になってしまったモデルさん。幼いのか大人びているのかわからない顔立ちが魅力かな。
なつか
・Twitterで見つけた赤髪のモデルさん。グラビアもやるそうな。写真のインパクトすごい。
＜お笑い編＞
フワちゃん
・テレビで見かける機会が多かった。伸び伸びと自己表現しているところが好き。
ワタリ119
・去年ライブで見たときからキャラの面白さは際立ってました。愛される芸人になってほしい。
りんごちゃん
・もはや言わずもがなですね。Mr.シャチホコさんと並び、今年のモノマネ芸人の顔と言っても過言ではありません。とにかくメディア露出が多かった
ミルクボーイ
3時のヒロイン
・M-1、THE Wのグランプリ。どちらも全然知らなかった・・・！今後の広告出演などにも注目したいところ。
みんなのたかみち
アユチャンネル
・二人ともワタナベの若手お笑い芸人。どちらもピン芸人です。アユチャンネルは、ポスト柳原可奈子的な匂いがするんだよなぁ。
スクールゾーン 俵山峻
・インスタに上げてるモノマネ（？）動画が超面白い。メイク・スタイリングが無駄に上手いんだよな笑
＜グラビア編＞
奈良岡にこ
・巨乳を駆使した動画でYouTubeのチャンネル登録数が10万人を突破。と言ってもすべてが巨乳ネタではなく、いろんな商材についてレビューしてます。
石田桃香
・"浪速のピーチ姫"の異名を持つ、ネクストブレークグラビアタレント。
十味
・今年一番見かけたかも。多くのグラビアタレントを擁するゼロイチファミリアの期待の新星です。
＜子役・ティーン編＞
粟野咲莉
・「なつぞら」で広瀬すずさんの幼少期を演じたことで話題になった子役。その後も「監察医 朝顔」を始め、話題作への出演が続いているようです。
上原直人
・数週間で独自のプログラミング言語を完成させたというスーパー中学生。
降谷凪
・MEGUMIさんと降谷建志（Dragon Ash）さんの長男が俳優デビュー。
＜アーティスト編＞
TENDRE
ANTENA
Lucky Kilimanjaro
君島大空
AAAMYYY
Sano ibuki
＜YouTuber&インフルエンサー編＞
くまクッキング
・巨乳×料理の動画で人気急上昇中のYouTuber。先述の奈良岡さんといい、巨乳で釣る動画はズルい・・・！
ヴァンゆん
・テレビで見かける機会が多かったですね。二人ともタレント性あって良い。
渡辺友美子
・めっちゃ可愛い栄養士モデルさん。たまに出てくる彼氏も良い。お似合いのカップル。
＜その他＞
この下半期はかわいい女の子のイラストを描くイラストレーターさんにたくさん出会えました。以下3名ともイラストレーターです。
けけ
・とある小劇団のチラシのイラストで一目惚れしました。
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最後までご覧いただきありがとうございます。
2020年上半期のまとめもお楽しみに〜！
株式会社キアズマ
TVCMを始めとする広告宣伝をメイン領域に、タレント・モデル・俳優など幅広いキャスティングを行う会社です。キアズマのミッションは、広告コミュニケーションにおけるあらゆる企みを、人のアサインによってエンパワメントすること。「いま、誰をキャスティングすれば、世の中にクリティカルな影響を与えられるのか」が、キアズマの核にある問題意識であり、そのために日夜エンタメとアートとマーケットの交差点に立って時代を見渡しています。
※カバー画像：オーストラ・マコンドーさんの舞台「some day」（2019年9月20日〜29日上演＠すみだパークスタジオ倉）のビジュアルより拝借しました。
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