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「頑張れない」こと

「頑張れなかった時の方がやっぱり苦しかったなと今なら思う。頑張れるってラクだ。」

どうしようもなく沈んだ深夜2時この文章を見て、堰を切ったように泣きだしたことを思い出した。

眠れず起きれずでギリギリで
どうにか体にムチを打って好きなことが出来た日
「頑張れた」と久しぶりに思えた日、
ちょうどその日に、
「あなたは頑張っていない、もっと頑張って欲しい」と言われたことがある。

最大級のつらさの上に体重をかけられた気分だった。
結果としてその人たちとは別の道を歩むことを決意したけれど、私は今もその言葉と声が頭から離れない。

頑張れていない、何も出来ていない、頑張らないと。
ぐるぐるまわる呪いのような「応援」と「期待」。
押しつぶされてぐちゃぐちゃになっていた。

バードマンは、そんな私を救った曲だった。

おはよう Early Bird
頑張れたらそうしたいよ

頑張れない私も、たまに頑張れる私も、
何も出来ていないのに笑っている私も
何も出来なくて泣いている私も
全部全部肯定してくれる音楽だった。

最悪だった昨日も
あんな酷い思いをしたあの日も
きっと今日の為だったんだと
言える準備はいつでもしておくから

「最悪」も「酷い」もそれぞれの物差しでそれぞれに思い出がある
だから皆がみんなの「最悪」と「酷い」を思い出す。
この歌詞を聴いてずるいなあ、と思った。笑

頑張れないことを知っているから、
頑張れない人はそこで戦っていることを知っているから、
彼らは安易に「頑張れ」って言わない。
頑張れなくても大丈夫だと教えてくれる。

何とか繋げてきた日々と一緒に
少しずつ少しずつ
眩しい朝が愛おしくなりますように🕊

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