おいおい、タクシー空飛んじゃうってよ!

私の拙訳ですが、ここ最近の中国のホットなニュースをお届けします。

中国の科学技術の進歩はいつの間にか、というか、とうの昔に、日本や韓国の遥か上の上をいってるな~という事を感じさせられた記事。

動画の訳はこちらから↓↓

「広州市政府はこの度、億航智能(以下EHang)と戦略的提携をする事で一致。これにより世界初の空中交通実験都市となりました。無人操縦飛行機の運転速度は車の約二倍。これからは広州で「空中タクシーを捕まえる」という事が現実のものとなりそうです。

(女性記者報道)地上の交通状況は現在かなり飽和状態の為、その一部がもし空に分散できたなら、移動がもっとスムーズになるでしょう。EHangは市内に人を乗せる無人操作の飛行機を設置予定で、どんな規格で、どういう基準で、どういう工程で、新しく空中交通の在り方を求めていくかを模索していく模様です。

(女性記者現場報道)今、私の前には、一人乗りと二人乗りの飛行機があるのですが、この人を乗せる自動操縦機の内部には、操作レバーやボタンと言ったものが何一つありません。乗客は、ただ携帯でタクシーサービスを利用するように目的地を入力するだけで、飛行機が自動で目的地まで運んでくれます。乗客はただリラックスして居眠りでもしていれば、そこはもう目的地、というわけです。
空中タクシーのメリットはと言えば、一言「早い」ということです。

(男性社員①インタビュー)空タクのスピードは自家用車の二倍、あと、地上の道路はカーブ(や一方通行)など(道路に合わせた無駄な)回り道をするのに時間がかかってしまいます。空中だと、(点から点の)直線距離、となります。
(女性記者)もっとも無人操縦機の安全性を心配する声もあるでしょう。しかし、集計データによると、命に及ぶレベルの交通事故の9割は人的ミスによって引き起こされるものいう事がわかっています。無人操縦機は逆にこうしたリスクを回避することができます。市政府とEHangは合同で広州市無人機コントロール管理センターのプラットフォームを設置し、飛行機の安全運航を保障していく予定です。

(男性社員②インタビュー)例えば、明日台風、という時に私達コントロール管理センターが、明日は全便運行停止、という指示を下す。一番大事な事は、しっかりと一括管理するという事です。将来的に需要が増えて、路線や飛行機が増えれば、それらが互いに衝突しないよう調整を図っていく予定です。

EHangは年内中には市内の観光スポットなどに無人操縦機を配備する段取りで、観光客に、空からの広州の美しい景色を楽しんでもらいたい、としています。
来年、再来年を目処に、より多くの路線と飛行機を増設し、少しずつ多くの市民にも「空中タクシー」を利用してもらう予定です。

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