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花びら

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詩集2 花びらが散っていくようだった日々。
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記事一覧

FRIEND

「いつまでも君は友達」だから、君のこと、ずっと応援しているよ そばにいれなくても 君が昔と変わっても 僕は君の胸の奥の友達だから

明日も日が昇る 太陽が昇る度にできることはあるよ
僕らは星空の下で出会った 今でも月に願いをかけている 君が笑顔で過ごしていますように

季節が変わる いつもの町並み いつもの顔ぶれ その中に後部座席の窓から君のバイクを見つけられたら、明日の煌めき

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September Wind

風が季節を、君を置いていく
遠い街、見上げる空は青くどこまでも続く
私は海を越えられない

微かな希望を抱いて
街を出てみる
出会った恋は袖も触れずに通りすぎた

秋風が吹く旅に出る
どこまでもついていく、とかわした約束
胸に灯すのはあの日の光景

いつまでも変わらないと思っていた
いつかは叶うと思っていた

宵の空
傾く月に願いをかけることだけが変わらない

日々に流されていく
今どこを旅してい

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happiness of tears

夢は君のシャツをぐちょぐちょにすることだった
いつもひとりで泣いていたから
叶えた夜
痛い涙は誰の心も救えない
傷つけた夜

夢は君の指先で涙を拭ってもらうことになった
最初に戻ったね

始まりはあの時から
とっても嬉しかったの
それを待ってずっと泣いていたから

思いでの1ページ

あなたをスキになったみたいに他の人スキになれるかな
チケットも持たずに空港に向かったの
「スキならそれくらい…」ひとりで海を越えて帰ってきたかった
雪で足止めを食らった空港
思いがけずあなたは追いかけてきてくれた

ふたりで帰りはしなかったけれど
地震で電車が止まった中をチャリであなたの元へと向かうには充分だった

嬉しかったことも泣いたこともまだ覚えてる
あなたをスキになったみたいに他の人スキに

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walk in the rain

こんな時「お外に連れ出して」
さらってくれる王子さまを待っていた

ティーカップ ローズヒップ
ルームランプ オレンジ色の光

ぽちぽちと心を綴る
お気に入りの部屋のすみ
お尻が痛くならないように
クッションを重ねて

どんなに綴っても
心は上がってもいけないし
スッキリもしない

こんな時「お外に連れ出して」
さらってくれる王子さまを待っていた

子供の頃から変わらない部分

曇った空がせめ

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明日

明日が来るのが怖かった夜があった
明日は平等に訪れるって聞いたけれど
また明日も😵💧しそうで

今日が苦しくて明日なんていらないと思ってた
許せない今日に縛られて明日なんて要らないと

誰かが言ってた
報われないときは来るけれど
そのあと見えなかった景色が待っている

あの頃ずっと胸に秘めてた思い
浮き沈みしつつ続けて来たこと
右肩上がりで進んできた訳じゃない現実
それでも風向きが変わるときが

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あなたのカケラ

あなたがエンジェルに連れられていって
もう8年
「おい ほら」もう近づけません、と言った後
優しく差し出してくれた心

私はもう1度夢を見てあの絵を描かなければいけません
「ハートライン」
あなたと私の心を繋いでいた赤い糸

人はみんなその糸を持っている、と聞きました
だけれど見つけられないこともある、と

ここにいるよと私の心をノックしてくれた
優しく暖かい思い出です

あなたとかわした約束

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ひとりぼっちのGW

Apri.30.2017
日曜日の昼下がり
今日はGWとも重なって
公園のすぐそばの部屋
草野球してるパパたちの声が聞こえてくる

きっと君は家族をつれてテーマパークへ行ってるのかな

君が小さい頃の話をしてくれて
いつものようにクスッとしたけれど
「父ちゃんが帰りにビックラポンに寄らないように道変えてたことに最近気がついた」
君も子供にそういう風にしたんだね「最近」

私は君だけの暮らしで夢がな

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空色の瞳

君の瞳に映った 儚い灰色の空
雑踏のなかに身をおいて 時間が過ぎるのを待った
帰りたくない家 行き場所のない街
くだらなさと淋しさ 秤にかけて淋しさを選んだ

君の瞳に映った 儚げな青い空
不器用だった過去 捨て切るつもりないけれど
影を負った足跡 見せまいとして笑う口元
陰りをまとう瞳 写真の君が流した涙

触れられたら 壊れてしまいそうな心
上手に一重に包み 目尻を下げる鎧

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ハナミズキ

バス停の隣に咲いてるハナミズキ
ケヤキ通りが繁る季節が来る

葉っぱの間からこぼれる日差しを見つめながら
何度もヒノヒカリに期待をかけた

いつまでたっても変わらない景色
どこまで走ってもあの人に会えない

いたたまれない気持ちになることもあった
吐き捨てるような攻撃的な言葉

僕の心が傷ついたように
君の心に跡がつけばいいのに

確かに君といた証拠
君の言葉が降ってくる
あの時感じた胸の痛みに会

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どこ?

頑張ることの原動力だった
あなたがいた季節 冬の中のひだまり

あの街のあの部屋は
鍵をかけてもう帰れない

頑張ることが辛くなったよ
何にも知らなかった頃みたいに
バカやれたらいいのに

でももう僕はくだらなさには手を振ったんだ

毎日こなすことで一杯な訳じゃない
今だって公園でランチ
キブンテンカンなんて遠くへ行けば良い訳じゃない

そりゃ 帰りに飲みに行けたらいいけれど
気安さと見え

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sorrow and hope

子供の時はこんな気持ちの時ってベットにもぐり込んでた
大人になったら1日を始めなきゃ行けなくて
エッセンシャルオイルをペパーミントとレモンにして
ピアノが効いたjazzをかけている
踊り出したい心なんて1個もないのに

無理矢理に気持ちをあげなきゃいけないときもあるのさ

大人には出社拒否なんて現象ない
その代わりモラトリアムとかニートとか

やめてくれ
そんなくくりじゃないんだ僕は

夢のある絵

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服を着替えるように心は着せ変えられない
カーテンも引かずにいつのまにか寝てた
朝日が「今日の思考を始めよう」と部屋にはいっている

外を走る車の音が騒がしくなって
通勤の時間
行くところのない僕

居心地のよかった部屋に溢れた涙
昨日の気が残ってる

それでも 一日を始めなきゃ

服を着替えるように心は着せ変えられない
胸の痛みが残った僕

心が軽かったあの頃
パンクみたいに破れた服着ちゃってさ

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alive

太陽の下ではしゃぎたい春のはずだった
ムリなことわかっててもかけたい期待だった

私だけ時間が止まったみたい
ティーンに聴いた歌がいつまでも心をめぐる

泣いたあと寄り添ってくれる歌は
今でもあなたが書いた歌

元気にしてますか
届くはずもなく

相変わらず私は涙流してます
人形のように生きなくなりました
死んだようにも生きなくなりました

あなたなら
大声で叫んで膝から崩れ落ちても
受け

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