ハナミズキ

バス停の隣に咲いてるハナミズキ
ケヤキ通りが繁る季節が来る

葉っぱの間からこぼれる日差しを見つめながら
何度もヒノヒカリに期待をかけた

いつまでたっても変わらない景色
どこまで走ってもあの人に会えない

いたたまれない気持ちになることもあった
吐き捨てるような攻撃的な言葉

僕の心が傷ついたように
君の心に跡がつけばいいのに

確かに君といた証拠
君の言葉が降ってくる
あの時感じた胸の痛みに会える日は来るの?

君が歩いてきた道
僕が歩いてきた道
近づいては離れ近づいては…

ハナミズキの花びらがハラハラ舞う
君の心も僕の心も散り際の美しさだった日々

懐かしさに目を細めて空を仰ぐ
君は今どんな空色の瞳をしていますか

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