服
服を着替えるように心は着せ変えられない
カーテンも引かずにいつのまにか寝てた
朝日が「今日の思考を始めよう」と部屋にはいっている
外を走る車の音が騒がしくなって
通勤の時間
行くところのない僕
居心地のよかった部屋に溢れた涙
昨日の気が残ってる
それでも 一日を始めなきゃ
服を着替えるように心は着せ変えられない
胸の痛みが残った僕
心が軽かったあの頃
パンクみたいに破れた服着ちゃってさ
居場所も知られてない
連絡も来ない
それだけでのびのびとしていた
怒ったら負け
キャメルのスーツを着た君と
最後のお話さえできなかった
そんな余裕もなかった僕
僕はこれからどんな服を着よう
ガラッと服装が変わったら危険サイン
なんて聞いたけれど
僕はこれから何色の服を着ようか
昨日の寝たままのタンクトップ
着替えて1日を始めなきゃ
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