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休むのが苦手な人

私は休むのが苦手だ。

性分なのか、小さい頃から勉強、習い事を
週末含め当たり前のようにやってきたからか…
自分の家族ができてから変わったけれど、
何かにのめりこみ没頭すると、
母が声をかけてこない限り、食べることを忘れてしまうこともあった。

過去の記事にも書いたが
やらないことを決めるのが苦手で

常に生産的なことをしていないと不安になる。

移動時間中は本を読んだり音楽を聴いたり、
ブログを読んだり書いたり、
美容院や保育園の予約をしたり、
帰ってからは料理の下ごしらえをしたり、
片づけをしたり、paperworkをしたり、常に動き回っている。

とにかくto doリストに終わりがない。

20代は出張も多く、数日に1回は新幹線か飛行機に乗っていた。

楽しかった。

体力には自信があり、でも忙しくて身体の不調も実は出たりしていて、
それでも人と会ったり、働くことが楽しくて、
止める人なんていなかった。
最高に良い経験をたくさんできたから、今でもまったく後悔はない。

でも、子どもができて初めて、自分は倒れられないと思った

それからは、少しゆったりしたペースで過ごすことを心がけている。
友人との予定はすごく入れたいし、美味しいものも食べに行きたいし、
趣味だってたくさんある…んだけれど、

自分の性格や行動をすごく理解しているので、
たとえ、これ以上多忙になったとしても、
休むことを忘れないために決めていることが3つほどある

1.任せられることは任せる

テキトーなところはテキトーだけど、
やると決めたらやめられない完璧主義なところがあるので、
思い切って
「やってもらえるところはやってもらおう」
「全部自分がやらなくても大丈夫」
という考え方にいつからか切り替えた。
仕事でも同じだ。
もちろん何でもできたら良いけれど、それじゃあスーパーウーマンだ。

もうひとつは、

2.一人でゆっくりする時間を持つ

人といることはとても楽しいけれど
相手とのコミュニケーションは(おそらく誰でも)
結構ストレスがかかっているそうなので、
自分の時間を意識的にとるようにしている。
夫にも子どもができてすぐ、自分には一人時間が必要、と伝えたほど。
おかげで夫は私にすべて任せることなく、息子の面倒をみてくれる。
一人時間は内省の時間にもなるので、身体も心も休まる。

あとは、

3.どんなに忙しくても食べる

これは、3食きちんとバランスよく、という意味。
過去に身体を壊した経験から、すごく気を付けるようになった。
どんなに忙しくても朝は抜かないし、
お昼も抜かない。
日本の職場ではよく忙しいからとお昼を抜く人たちがいるが、
周りにそんな人がいても、私は食べる(笑)
本当に食べられなさそうな場合には、チーズをポケットにひそめ、食べる。
間食できるときに糖分以外のものを、食べる。
自分を守れるのは自分しかいないんだから!

最後に

思えば父も母も忙しい人たちだ。
父はまだまだ現役で働きながら
週末はサイクリングやランニングをして、
定期的に全国で開催されるマラソンやトライアスロンに出て…
平日も週末も関係なく会合や会食などの集まりにいき、
博士号をとるために大学院にも通っている。

母も母でテニスやお習字などの習い事、
いまでは毎月、最近始めた「推し活」のために、
足繫く新幹線に乗っている気がしてならない。

結婚式場で書くプロフィールシートで、
昔の自分はどんな子だったかと親に聞く欄があった。
母に聞いたら「busy girl」だった、とのこと。
親がbusyだったら子どもがbusyなのは仕方ないんじゃない?
なんて思う…

でも、

みんな楽しんでいる。

遺伝が関係しているなら、おそらくこの性分は
変わることはないのかもしれないけれど
to doリストがなくならないのも、
人生を長く楽しむには良いのかもしれない。

休むのが苦手、と言いながら
結局最後は何を言いたいのかわからなくなっているけれど、
自分のキャパシティーを知りつつほどほどに、
やりたいことをできるだけできるように
人生楽しむこと、でしょうか。

身体を壊さない程度に人生思いっきり楽しもう。

とはいえ、やっぱり時間は無限にあるわけではないので
本当にやりたいことをやり続けるためには、
「やらないことを決める」必要がある。
これは私のしばらくの課題として取り組みたい。

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