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やっとかめ大使レポート2020

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#まち歩き

歴史や、伝統行事を大切に伝えるまち『大高』の魅力

歴史や、伝統行事を大切に伝えるまち『大高』の魅力

草薙剱(くさなぎのつるぎ)伝説の氷上姉子神社、徳川家康が休息した大高城3軒の酒蔵、昔ながらの路地が残るまち『大高』

昨年開催された、やっとかめ文化祭ストリート歌舞伎『ミヤズヒメとヤマトタケル』で気になっていた場所『大高』。本日のガイド、大高歴史の会 深谷さんに魅力を教えていただきました。

最初に訪れたのは、戦国時代に村民が参拝した神社『八幡社』。
地元の方が寄付を募って、建て直されたそうです。

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津島街道~川筋を感じながら歩く、新感覚まち歩き

津島街道~川筋を感じながら歩く、新感覚まち歩き

11/3文化の日、気持ちの良い気候の中、勝幡から津島まで、津島上街道に沿って歩きました。
まず冒頭に、名古屋スリバチ学会の世話人・古橋和佳さん、杉田義也さんから、濃尾平野の成り立ちと、川の流れを替える「瀬替え」の話を聞きました。津島周辺は、1667年の日光川開削からはじまり、川の付け替え、佐屋川締切など、度重なる川筋の変遷をたどってきたそうです。

津島上街道は、旧天王川に沿った、自然堤防上に作ら

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天候さえも味方につけた信長の知略が、義元の野望を打ち砕いた決戦の地

天候さえも味方につけた信長の知略が、義元の野望を打ち砕いた決戦の地

名鉄有松駅から始まるこの町歩きは先ず、駅に降り立つと軒先の低い宿場町が広がっており、それだけでタイムスリップした気分になります。

しかし、この宿場ができたのは1608年と徳川時代では遅く、山麓だらけで山賊の追い剥ぎの被害から守るためにつくられたそうです。

このまち歩きの醍醐味は、織田信長と今川義元が辿った決戦の地を歩き、桶狭間の戦いを実体験できる事です。

高低差のある地形は現代の私たちが歩く

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石垣で感じる名古屋城歴史の流れ

石垣で感じる名古屋城歴史の流れ

11月11日寺子屋「石垣から語る名古屋城」午前の部。
講師は、名古屋城調査研究センターの木村学芸員です。

名古屋城の石垣は江戸時代の初めに20大名の割普請によって築かれました。
江戸時代中にも濃尾地震後にも大正時代にも所々修理や積み替えをおこなったそうで、その時期により積み方が異なっています。
先の戦災で天守閣が燃えた時、変色したりヒビが入ってしまった石があります。
築城以来変化がないと思われる

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昭和の面影を残す、雁道商店街の思い出めぐり~昔の写真と老舗の味体験も~

昭和の面影を残す、雁道商店街の思い出めぐり~昔の写真と老舗の味体験も~

10月31日(土)まち歩き「昭和の面影を残す、雁道商店街の思い出めぐり~昔の写真と老舗の味体験も~」へ参加しました。

落語家三遊亭圓丈さんでお馴染みの雁道商店街。名前は知っているけど行ったことがない、という皆さんが多いのではないでしょうか。戦前・戦後と昭和の時代に勤労者のまちとして賑わった雁道商店街を、当時の写真や新聞記事などを見ながら、変わるものと変わらないものを見て歩きました。

昭和20年

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名古屋の戦争遺跡と近代化遺産

名古屋の戦争遺跡と近代化遺産

ガイドは、伊藤厚史さん、「まち歩き」で、今日が最後(10/27参照)。資料は、地図2枚(現在の地図に古い地図を重ねた物と明治17年の地図)とプリント4枚6ページ。

地下鉄「砂田橋」を出発し、「自由が丘」まで、まち歩き。

先ず、鍋屋上野浄水場の爆撃の被弾跡がある赤煉瓦の旧第一ポンプ所(平成4年までは使われていたが、今は使われていない)と神葬墓地。墓地まで上がってみると、被弾し欠けた墓石があった。

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歴史の証人・名古屋城の石垣細見巡り

歴史の証人・名古屋城の石垣細見巡り

1 名古屋城天守閣の石垣細見めぐり

これは、やっとかめ文化祭初日を飾るプログラム且つ文化祭で一番人気のまち歩きです。

見所は「ブラタモリ」に出演歴もある名古屋城学芸員の木村さんによる毎年変わるコースと石垣についての解説。

木村さんによると戦災で焼け落ちた城に比べ、爛れながらも残った石垣は、物言わぬ歴史の証人でもあります。

主に外様大名によって普請された石垣は彼らによる刻印が残っています。ア

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古代のロマンを感じる!〜古代・尾張氏と海人のルーツをたどる

古代のロマンを感じる!〜古代・尾張氏と海人のルーツをたどる

やっとかめ文化祭の初日10月24日にまち歩き「古代・尾張氏と海人のルーツをたどる」に参加しました。

古代にこの地方を支配してきた尾張氏は、海人(あま)族とも深く関わりがあると言われていますが、文字資料が少なく詳しいことはよくわかっていません。とはいえ、名古屋市南部から東海市にかけて古墳や遺跡、ゆかりの神社、昔を偲ばせる地名が多く残っています。

この辺りは、昔は海が陸地の奥まで入り込み、舟も多く

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