本の棚 #215 『感情は、すぐに脳をジャックする』
感情は、何種類あると思う?
喜び、怒り、悲しみ…
数えたことなんてない。
けれどもぼくらはたしかにそれをもってる。
もってはいるけど
正しくというか、ちゃんと理解はできていない。
感情を丁寧に扱う、これは他人へというよりは
ぼくは自分の感情に対してそう考えている。
「今イライラしているな」
「なんか今の恥ずかしいな」
「この感じ楽しいな」
そうやって感情とうまく付き合えるようになると
なんか幸せに近づいた気になったりする。
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グサッときた。
自分がわるいからなんとか頑張ります。
これは思考停止モードになりがち。
これは自分がわるい、だからなんなんだ。
それよりもその問題を解決するために
仕組みを見直したり、フローを変えてみたり
やれることは結構自分の外側にあったりして
そこにはどんどん働きかけていく。
そうしないと自分という小さな円のなかで
ただくるくる回って終わってしまうことが
案外多いように感じている。
誰のせいでもない、仕組みや思い込みのせいだ。
水野敬也さんのことばらしい。
生まれたときには白いオセロを渡されて
人生の中で黒いときも白いときも
いろいろ経験して
でも結局今の自分に白いオセロをおけるなら
ぜーんぶ白くなるよね、ていう話。
人生の最後とけじゃなくて、
常に今の自分に何色のオセロを置くのか。
ぼくは勝手にそう理解した。
怒りを感じるときはどんなときか?
人それぞれだと思うけど
そこにその人の芯があるかもしれない。
ぼくはあまり怒ることはないけど
うそをつく、ということだけは
やはり腹が立つ。
箱、つまり身体が整っていなければ
感情が過剰に反応したりする。
ととのうためによく寝てよく食べて
たまには温泉やサウナにいったり
適度に身体を動かしたり
そんな感じでいきたい。
またバランスが崩れていることに
すぐに気づけることも大切で
知らず知らずのうちにストレスや疲れを
溜め込んでしまったりするのは危険だ。
「ちょっと変だな」に敏感に。
不安の反対は安心、安全かもしれないが
不安がなくなることが100%安心なのか。
そうでもなかったりする。
一時的に不安がなくなったとしても
次なる不安の種はすぐに生まれる。
むしろ適度な不安のなかで
安心を求めているくらいが
ちょうどいい塩梅なのか。
健全な危機感、というものがあるなら
それがあてはまるのかもしれない。
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