本の棚 #252 『世界一やさしい「才能」の見つけ方』
「才能」ということばを聞くと
「ある人とない人」みたいな括り方が
世間一般ではされているように思う。
著書ではその視点で才能を語っていない。
才能について圧倒的なわかりやすさ
やさしさをもってして教えてくれる一冊。
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ぼくたちは言葉を使って思考して
言葉をつかってコミュニケーションをとる。
けれど、その言葉の定義、分類が曖昧で
使っている本人も実はよくわかっていない。
これは才能という言葉に限らずそうだ。
つまり誰かよりうまくできることではない
資格でもスキルでもない
努力で積み重ねたものでもない
…
無意識だから、振り返ってはじめて気づく
当たり前にやっている行動こそ才能で
才能は「動詞」なのだ。
サッカーという名詞ではなく
・フィールドを俯瞰する
・作戦を立てる
・チームメンバーと話す
このような動詞のなかに才能が潜んでいる。
憧れ=自己否定
才能が見つからないからと言って
資格取得に走らないこと。
才能×スキル・知識によって
大きな成果につながることが多いが
先にスキル・知識に走ろうもんなら
ピカチュウにはっぱカッターを覚えさせるようなもんだそうだ。
自分のタイプは過去のやっちゃっていることにあるわけだから思い出すだけだ。
自分の中の当たり前に才能があるから
日々の違和感にアクセスすることで
その一歩目が見えてくる。
このリストは是非本を買って見てほしい。
八木さんの言語化能力の高さがわかる。
このあたりが世界一やさしい。
思ってるより自分のことは見えていない。
そう思ったほうがよい。
他人から見た自分も自分。
これらが見つかれば自分の現在地がわかり
お宝に向けて自信満々で出発できる。
才能を発揮した経験、エピソードが
4つくらいあるといいらしい。
これが少ないと…「ほんとうに才能?」
と自分を疑うことになる。
才能が見つかったからと言って
すべてがうまくいくとは限らない。
やりたくないことを我慢する必要はないが
成果が出るまでの挑戦、忍耐は必要。
これは就活生にシェアしたい。
職種について考えている人が少ないように思うからだ。
自分の才能について内省して
それと職種をリンクさせていくこと。
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