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本の棚 #233 『1兆ドルコーチ』


自分の思い込みや限界を認知させてくれて

解き放ってくれる存在。

気づきもしなかった自分の可能性を

震えるほどの可能性を

見つけるチャンスをくれる。

そんな感覚をコーチングを受けながら

体感している今日このごろ。

1兆ドル…その価値があるコーチが

この世に存在するというならば

それは陰ながら世界をつくっている人だとも

言えるのではないか。


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マネジャーは「管理、監督、評価、賞罰を中心とした伝統的なマネジメントの概念」を超えて、コミュニケーション、敬意、フィードバック、信頼をもとにした文化を醸成しなくてはならない。

優れた文化の醸成。

これさえできればなにもいらない。

フィードバックの文化はありますか。

そこには権威ではなく敬意がありますか。

文化をつくるのが人であれば

それを壊すのもまた人であり

一度つくったらずっと続くものでもなく

常に塗り重ねていくことで

磨き続けることで美しさを保てる。

マネジメントがどのような態度で

コミュニケーションをとっているのか。

それはその会社の人に触れていると

感じとれたりする。


マネジャーのいちばん大事な仕事は、部下が仕事で実力を発揮し、成長し、発展できるように手を貸すことだ。(中略)マネジャーは「支援」「敬意」「信頼」を通じて、その環境を生み出すべきだ。

ゴールに向かっていくなかで

どんな環境を用意するのか。

フルマラソンを走るのに

アスファルトの道路なのか

砂利や小石がある道なのかでは

同じ距離でもわけがちがう。

どのようなかたちで支援に入ればいいのか。

それもその人のことをよく観察しなければ

ズレていることのほうが多い。

この人はこういう人だという思い込みを

常に排除しながらすすむべし。


ビルが求めたコーチャブルな資質とは、「正直さ」と「謙虚さ」、「あきらめずに努力を厭わない姿勢」、「常に学ぼうとする意欲」である。

コーチを受けるうえで大切な資質。

まずコーチングを受け入れようとしない

そんな人には効果はないと言っていい。

飛びたいと思っていない人を

高く飛ばせることはなかなかに難しい。

常に学ぼうとする姿勢に関しては

ぼくは自分の強みであると認識していて

「人生死ぬまで勉強」という母親の話を

いつまでも心に記憶している。


コーチは相手の強みと弱みを知るだけでなく、相手が自身の強みと弱みをどれだけ認識しているかを知らなくてはならないのだ。

自己認識の解像度が低い人や

ズレがある人は空回りすることがある。

身体が自分の思ったとおりに動かないのは

自分の意識と動作にズレが生じるからだ。

運動会のかけっこでこけてしまうお父さんは

大体この原理だと認識している。

強みと弱みの認識、そして

どんな事実からそう捉えているのか。


「勇気」の伝道師になる

ぼくの最近のテーマは「勇気」だといえる。

愛と勇気さえ友だちになってくれたら

怖いものなどなにもない。

頭にあんこがつまってるヒーローも

同じような事を言っていた。

勇気をもって一歩踏み出せば

見える世界が変わることがある。

この経験がある人とない人で

人生を切り拓けるか否かが分かれる。

誰しも最初から勇気なんてない。

あるとしたら、それは好奇心だろう。

勇気の前には恐怖、嫌悪など

マイナスの感情がセットになる。

まずはそのマイナス感情を受け入れよう。

否定するでもなく、受け流すでもなく

「自分はこんな感情になるんだ」と。

このセットアップができたら

アンパンマ… 勇気の伝道師の登場だ。

一緒にいると勇気をもらえる

そんな存在になりたい。

これはつまり頭にあんこがつまってる

あの人になりたいということか。

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