子どもの幸福度 先進国など38か国のうち28番目というニュースについて
今日ユニセフから発表されたレポートについてのニュースを見ましたか?
これがメディアがその報道をしている一つです。
この報道を見ると、日本の子供たちが大変だ!と感じるニュースですよね。
しかしそもそも幸福度は他の人と比較するべき報道がベターなものなのかが疑問を感じています。
ユニセフはあくまでも各国の子供たちに対して、各項目ごと(身体の健康、精神的な幸福度、学問の能力)に満足しているかしていないかの数値をアンケート調査しているだけです。
各国をランキングにしてしまうのはどうかなと思いはしますが。
しかしその調査をこのようにあるところをフォーカスして全国で報道してしまいます。
AさんがBさんより幸福度が低い。
A国がB国より幸福度が低い。
そのモノサシの使い方自体がそもそも幸せな生き方ではないと思ってしまう。
大事なのはAさんは何をしていることが幸せなのか。それを見つけることが大事なのではないでしょうか。
私はあの人より幸せだと優越感に浸る人がいたとしても、それは長くは続かない優越感でしょう。
AさんはBさんよりこの科目の勉強のテストの点数が良くない。
だから不幸せだ。
しかしそのAさんにも優れているものが既にあったり、これから熱中できることがあったりするかもしれません。
教育自体がそのような方向性でモノゴトを見れるといいですよね。
あと子どもが、幸せ不幸せの話でいくと、それは周りの大人の責任でもあると思います。
誰しも理不尽に作られた世界に生まれてきて、そのルールにのっとり、評価される生き方をすると素晴らしいといわれる環境で歳を重ねます。
そのルールがそもそもおかしなことでも、法律や思想で縛られていれば、子供がそれを変えることは並大抵のことではありません。
だからこのルールで縛っている今の大人たちの方が責任が重いのではないでしょうか。
そして大人も大人で社会のルールに縛られているので、子供たちをも巻き込んでしまっているのではないでしょうか。
結局のところ、各国の資本主義の仕組みまで考えていかなければならないとてもとても大きな話だと思っています。
本当に世の中複雑ですね。
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