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繊細と思いきや敏感


2年前の出来事から私が人として親として気づいたことが多々ありました。
そこからいろいろと私の学び直しが始まりました。

私の気付いていなかった繊細さ

逃亡劇後の彼女の話から高校時代くらいから周りの友達とのズレが増えていってバイト先でもうまくいかないことが多々あったり、とにかく何もかもがうまくいかないという思いが自分を追い詰めていたということを知りました。
それを誰かにうまく話すこともできずに抱えていたのです。
私に話してくれてたら、とも思いますが、以前の私だったらそれこそ自分と重ね合わせたありきたりなアドバイスしかできなかったことでしょう。
そうなるのを知ってて彼女も言えなかったのだろうと思います。

うちに帰ってきてからのほぼ寝ていた時期は、身体は動いていなかったが、
家族の発する音や話し声で、誰が何をしていてどんな気持ちでいるのかをその都度察知していたということを聞いた時に頭の中はほぼフル回転状態だったということを理解しました。

初め頭を過ったのはHSPという言葉

少し前に話題になっていたHSPなのか、とちょっと思いました。

HSPとは、Highly Sensitive Person(ハイリー・センシティブ・パーソン)
人一倍繊細な気質をもって生まれた人

ただ、私は医者でもなければ学者でもないですが、繊細さんと言われるHSPについては、日本人ならほぼその要素は持っていると思っています。自分も当てはまる部分があるし、なので、娘に関してはそれを通り越してエンパスなのではという疑惑も頭に浮かびました。

その後すぐに浮かんだのはエンパスという言葉

「エンパス」(empath)とは、

エンパスとは意識や生命エネルギーと言った肉体は異なる、次元を超えた感覚を認知する能力に優れた人のことで、相手の思いや感情、辛さなどを感じとったり、話さなくても分かってしまったりする、ある種の超能力を持つ人
病気ではなく 治さなければならない症状でもない。あくまでも体質。
他者の感覚を感じ取りすぎたためストレスを溜め込みやすく、元々の疾患や弱いところに症状が出るケースもある。そのためうつ病や依存症などの精神的な疾患につながりやすい傾向にある。

繊細なところもあるけれど、それ以上に特にこの時期は敏感でした。

本人がいないところで話したつもりのことが実は聞かれていて 「自分のいないところで自分のことを話されてる」と不機嫌になることもしばしばありました。

ただ 次女が別人のようで、それを本人に「あなたじゃないでしょ」「違う人」「どうしちゃったの?」と面と向かって言える状態でもなかったので、「なんだろう?この症状」と家族で話していたり、「なんかへん」「普通じゃないよね」と本人の耳に届かないところで話すしかなく、本人に聞かれた時には「病気なんだから」とか言い聞かせても「なんで?こんなに元気だよ」「誰が病気?」と全く自覚がないので、以前と違うことを認知させることが難しくて、本人の耳に入らないように話していたつもりがそうゆう話をしてる時に限ってひょっこり現れて「なんでへんとかいうの?」とまた落ち込んだりの繰り返しでした。ヒソヒソ話してる時ほど敏感に聞いていたようでした。
狭い家の中ではどこにいても彼女は家族の発する音や話し声を察知している様で、寝ている時以外は次女のことはいない場所で話ようになっていきましたが、”眠れない”と本人は言っているのでいつ寝ているかもわからず。家族も家に揃う時間が限られているので、だんだん彼女についてはいない場所でも話をしなくなってきました。

次女が不機嫌になるというのは理解はできます。誰だって自分のいないところで自分のことを話されるのは嫌です。
けれどもこと時は本人の症状について”おかしい”と伝えても、本人は”自分がいつもと違う”ことを理解していなく否定するだけだったので、自覚のない人にその状況を伝える術をうちの家族は誰もわからずにいました。

そうすると、家族個々に「どうしたものか?」モヤモヤ考えるしかなくとストレスも溜まっていきます。
けれどもこの状況をまずは受け止めるしかなく、まずは現状を把握して、受け止めるのに集中するしかありませんでした。

最後まで読んでいただきましてありがとうございました。

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