失敗は成功の基
本日の言葉。
失敗や挫折をしたことがない人とは、
何も新しいことに
挑戦したことが無いということだ
(アルベルト・アインシュタイン)
「失敗は成功の基」の意味
失敗は、その原因をつきとめて改善すれば、むしろ成功への契機となる。
失敗したからといってくじけず、冷静に対処することで将来の成功をもたらす。
(引用:コトバンク)
「失敗は成功の基」の語源は定かではありません。
そのような生涯を歩んだ偉人で挙げられるのは
経営の神様、松下幸之助さん(パナソニックホールディングス創業者)です。
彼は事業成功の理由として次のことを述べました。
私は天からの3つの恵みを受けて生まれた。
家が貧しかったこと、
体が弱かったこと、
小学校までしか進学出来なかったこと。
彼は、幼い頃から負だらけの人生でした。
親の事業が破産し、小学生位の年齢から丁稚奉公に出されました。
その後、関西電灯勤務時代の電球ソケット発明をきっかけに多くの事業を立ち上げ、電気製品だけではなく、日本的経営の礎を築きました。
失敗を成功に導く条件
1.「人は誰もが間違える」ことを前提に考える
生まれてから、誰一人、失敗しない人生を歩んでいる人はいません。
例えば、生まれたばかりの赤ちゃんが、いきなり、立って歩かないでしょう。
成長には、必ず、躓いたり、転んだり、怪我をしたりする段階があります。
そのような段階は、大なり小なり一生続きます。
仕事などで失敗するのは、「人間だからしょうがない」と思えばよいのです。
成功すれば、「たまたま上手くいっただけ。ラッキー!」と自惚れないようにすれば良いだけです。
2.心理的安全性を確保できる環境
実は私、最近、仕事でエラーをしました。
エラーが生じた場合、早期対応が必要です。
流石に少し凹みましたが、上司に報告しました。
上司のほうが、「それで患者はどうなったの?」と淡々と冷静に私に聞きました。
上司は、日頃から、「ヒューマンエラー報告は罰ゲームじゃないから」と言っております。
むしろ、エラーを報告して、同じような事例に遭遇した場合、エラーを最小限にすることが大切です。
一番やってはいけないのは、
エラーを隠蔽することです。
隠蔽する背景には、失敗に厳しい企業風土があることが少なくありません。
私は、以前、別の病院に勤務して業務上でエラーをした時、密室で上役複数人に囲まれて説教されたことがあります。
心理的に不安と恐怖でいっぱいでした。
失敗に厳しい企業ほど、経営状況が芳しくないと思うのは私だけでしょうか?
3.失敗を分析し、対策を実行する
私は、上司と一緒にエラー事例を分析しました。
エラーが生じる要因は複数の事象が絡んでいるからです。
だから、当事者を叱るだけでは何の効果もありません。
むしろ、当事者や他スタッフのモチベーションやモラール低下なと悪影響を及ぼしかねません。
医療現場であれば、
当事者、患者、他スタッフ、医療現場環境、発生日時等、複数要因の報告し、エラーが起こった状況を分析します。
上司と分析し、対策を話し合ったおかげで、問題点がクリアになり、医療的技術指導や対策を実行することができました。
失敗すると大変です。
大変とは、「大きな変化」です。
失敗をプラスに捉え、良き変化へ動くことから、成功の基になるのです。
最後まで読んでいただきありがとうございます😊
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