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祈りの空間もめぐった長崎の旅

長崎の旅の途中で島原を訪れた。島原城の天守閣には
キリシタン史料館。中には、キリスト教弾圧の時代の
資料や潜伏キリシタンの歴史などが展示されていた。
空に向かい祈る天草四郎。あらためて島原の乱を知り、
その後の潜伏キリシタンの歴史にふれた。島原の旅
は長崎に広がる祈りの地をめぐる始まりにもなった。


島原から始まった長崎の祈り地をめぐる旅


高台の上に建つ教会は佐世保の街のシンボルに


キリスト教の布教の始まりの場所、平戸へ


自転車で平戸に建つさまざまな教会をめぐる旅


それは鉄川与助の教会建築をたどる旅でもある


石やレンガや木などの建築の素材もたどる


平戸をぐるりとめぐり最後に丘の上の教会へ


ようやく長崎の街へ。長崎には壮絶な歴史がある


殉教の地に建てられた教会と記念館


大浦天主堂。キリスト教の復活の舞台となった場所


長崎をめぐり、潜伏キリシタンの歴史の始まりの地へ


多くの教会が建つ五島列島。長崎への旅のしめくくり


自転車で島を走り、長崎の世界遺産へも


あいにくの雨も思い出。フェリーの時間を気にしつつ


雨も上がり、五島の風景の中に建つ教会をめぐる


旅ではいろんなことが起こる。それもまた思い出に


美しい湾に面した小さな集落。とても小さな教会や



白亜にそびえる木造の大きな教会。様々な教会を巡る


そして長崎の旅の終わりも教会へ

長崎の旅のしめくくりは五島列島への旅


長崎の各地に建つ様々な教会。その数は133にも上り、
全国でも最多の数であるという。1550年に平戸の地に
ザビエルによってもたらされたキリスト教は九州の地
で広がり、キリシタン大名に庇護されながら拡大した。

そしてキリスト教の弾圧の時代、潜伏キリシタンの
250年の時を経て神父と信徒との出会い。それから
長い禁教の時代を生き抜いた先祖への祈りを込めた
教会堂が建設されていく。西洋の教会建築の影響を
受けつつ日本の素材、建築技術で建てられた教会堂。


長崎の風景の中にたたずむ、時を重ねた教会建築。
それらは色あせながらも、輝く空間を内包している。
教会のドアを開く。内部にそっと足を踏み入れる。
ステンドグラスから差し込む光。しんとした空気に
包まれた空間で、長崎に刻まれた歴史を思い返す。
長崎への旅は、祈りの空間をめぐる旅にもなった。

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